こちら中津興信所


 ======== この物語はあくまでもフィクションです =========
 ============== 主な登場人物 ================
 中津敬一警部・・・警視庁テロ対策室所属。副総監直轄。
 中津[本庄]尚子・・・弁護士。中津と事実婚だったが正式に結婚した。
 中津健二・・・中津興信所所長。中津警部の弟。実は、元巡査部長。
 中津[西園寺]公子・・・中津健二の妻。愛川静音の国枝大学剣道部後輩。元は所員の1人だった為、調査に参加することもある。
 泊哲夫所員・・・中津興信所所員。元警視庁巡査。元夏目リサーチ社員。
 泊[根津]あき所員・・・中津興信所所員。元大田区少年課巡査。同僚の泊と結婚した。
 高崎八郎所員・・・中津興信所所員。元世田谷区警邏課巡査。EITO東京本部の馬越と結婚した。

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 ==EITOとは、Emergency Information Against Terrorism Organizationを指す==

 ※日本では「未成年者喫煙禁止法」により、20歳未満の喫煙が禁止されているため、吸ってはいけません。

 午後3時。新宿区。レンタルルーム・ナポリタン。
 「えっと、ナポリタンって言うから、イタめしの店かと思ったんだが、何か、マンションみたいだね。」
 「そこがミソ。みそナポリタン2丁!」
 奥から返事が聞こえた。
 泊と高崎がナポリタンを完食すると、ママ、らしき女性が恭しく請求書を持って来た。
 「え・・・と、数字、多いね。30万円?」
 「まるでぼったくりバーだね。」
 「受けるぅ。」
 ママは、眼光が鋭かった。
 だが・・・。

 5分後。新宿署警察官が数名やってきて、詐欺グループ全員に手錠をかけた。
 「説明、要らないよね。証拠、あるし。」警察官の一人、中津警部が言った。
 中津警部は、高崎と泊から、スマホを受取り、部下と一緒に去って行った。

 10分後。高崎と泊は、クルマに戻った。
 「風営法の範疇じゃないの?」と公子が言った。
 「まだ、範疇じゃない。名目上は会議室だから。レンタルルームとかレンタルスペースとかは。被害届が幾つも出て来て、明るみに出た。このグループ以外にも全国に山ほどあるらしい。若いオンナに客引きさせて、今のは、若いって程でもないが、スケベ男を『蜘蛛の巣』に引っ掛ける。手口が変わっただけで、昔からある犯罪ではある。」
 「なんで、俺達が囮に?」と、高崎が不平を言うと、「兄貴が推薦したのさ、スケベ男として。」と、健二所長は、事もなげに言った。
 「先輩。今日は。うどん屋でしょうね。」と、泊が囁いた。
 「今日は、素麺屋らしい。嫁の一言で。みんな、先生に感謝しろよ。」と、健二は言った。
 「「「「本庄先生、ありがとうございます。」」」」

 まるで、新興宗教みたいな一団は、新しくできた『素麺屋』にクルマを走らせた。

 午後5時。素麺屋『元うどん屋』。
 看板を見て、皆、無言になった。
 『開店セール。クーポン付き』

 ―完―