ホラー・パニック
完
永久保セツナ/著

- 作品番号
- 1741273
- 最終更新
- 2024/12/22
- 総文字数
- 9,004
- ページ数
- 1ページ
- ステータス
- 完結
- いいね数
- 2
魔法少女×テレビ番組×デスゲーム
奇妙なテレビ番組『マギアTV』に強制参加させられ、番組企画という名のデスゲームに挑むことになる魔法少女たちの運命は?
奇妙なテレビ番組『マギアTV』に強制参加させられ、番組企画という名のデスゲームに挑むことになる魔法少女たちの運命は?
- あらすじ
- 魔法少女たちのデスゲームを生放送するテレビ番組『マギアTV』、それは退屈をもてあました人間たちの暇つぶしであり娯楽。
「好きな人だけ守っていたい」、果たしてそれは魔法少女の罪なのか。
生き残りをかけた戦いの末に、なんでもひとつだけ願いを叶えられる『魔女』になるため、少女たちは屍の山を積み上げ、踏みつけて、頂点を目指す。
目次
この作品の感想ノート
セツナさんの作品読ませていただきました。
ノベマでは珍しい魔法少女という題材。しかし、彼女たちは誰かを救うことを求められるのではなく、罪人として裁かれるという状況。
魔法少女はみんなを守る存在。だから、特定の人を守るのは違法である。人々にはそんな固定概念が植え付けられていましたが、1人の人間を守るのはよくないことなのでしょうか?元はと言えば、魔法少女たちは誰か大切な人その1人を守るために契約したのであって、全員を守る責任も義務もないでしょう。その上、救われたくせに罵詈雑言を浴びせる国民を誰が救いたいと思うのでしょう?マギアTVに捕まった魔法少女たちは自分の心に従い、正しい行いをしていたと思います。
罪人を裁くエンターテイメントに心を踊らせる観客は、きっと現実にも多いことでしょう。
ラスト、主人公の執念や冷酷さ、そして弟思いな心にゾクリとしました。
素敵な物語をありがとうございます。
葉名月 乃夜さん
2025/01/26 12:34