「香夜、悪は退治しといたからね」
廊下で風雅に初めて会った時に抱きつかれたと口が滑って言ってしまったのだが先程のジャイアントスイングは紅葉が風雅をお仕置きしたのだろう。
それにしては風雅は笑顔だった。
ふと横をみると動物の従者たちも食事中で5〜6歳の男の子2人が運んでいた。
「知らない子たちがいる」
「ムクちゃんとミクちゃんだよ。鹿の子たち」
「動物から人型になれるの?」
「十六夜様がそうなるように神通力を与えたんだって」
香夜の疑問に榛名が答える。
水無月ちゃんも出来るのかな?と水無月の方をみると水無月は翡翠の方へ飛び、翡翠の頭をツンツンした
「オイラも人型にしてくださいエマ〜葵様に相応しい、せくちぃ〜なイケメンでお願いしますエマ〜」
『駄目です。絶対に』
絶対の部分が力がこもっていた。
人型になるとモフモフで可愛い水無月で無くなってしまうのが嫌なんだろう。
夕食が終わり、香夜と紅葉と榛名は一緒に檜風呂に入ることになった。
「香夜ちゃん?」
香夜は湯帷子を着用。
話しが盛り上がりテンションが高いまま一緒に風呂に〜となったが、香夜には見られたくないものがあった。
「翡翠様から頂いた風呂着なんですよ〜…素敵だったんでお風呂の時は着用してまして…」
あはは〜と笑いながら誤魔化すが、紅葉の圧に負けて理由を話す。
「私…こんな髪と目のせいで家族から色々ありまして…その…見られたくないんです。失礼をお許しください」
香夜は少し脱ぎ、傷をみせる。
「なぁ〜んだ!榛名!」
「うん。香夜ちゃんはこの傷が治ったらいいなと思ってる?」
「え?もちろんです。…でも何年も治らなくて」
榛名は香夜の手を両手で包むように取ると、虹色の光を発する。
(虹色の光…すごい……それに暖かくて心地良い)
「終わったよ」
榛名が手を離しニッコリと笑う。姿見で確認すると傷が綺麗に治っている。
「ありがとうございます!」
翡翠には見られたくなかった傷。
あっさりと治してもらった上に体もなんだか軽くなったような気分だ。
✱✱✱✱
一方その頃。
『お前に似てキッチリ作りすぎじゃない?』
『ああ、みえん』
風雅と十六夜は紅葉たちの風呂を覗こうとしていた。
『なぜ私まで…』
翡翠は風雅と十六夜に無理矢理引っ張られ連れてこられた。
『ん。榛名が俺の話をしている。可愛いな…あとでいっぱいキスしてやらなければな』
『女の子の匂いだね〜』
壁に耳を付けて聞き耳をたてていると葵が現れた。
「滅!!」
苦無代わりの鋭い羽根を投げられ一時退散する。
翡翠も巻き込まれ、やれやれと呆れていた。
『香夜……私の前では笑ってくれないのですね……』
風呂場から漏れる香夜が大笑いする声。
翡翠は眉間のシワを深くした。
廊下で風雅に初めて会った時に抱きつかれたと口が滑って言ってしまったのだが先程のジャイアントスイングは紅葉が風雅をお仕置きしたのだろう。
それにしては風雅は笑顔だった。
ふと横をみると動物の従者たちも食事中で5〜6歳の男の子2人が運んでいた。
「知らない子たちがいる」
「ムクちゃんとミクちゃんだよ。鹿の子たち」
「動物から人型になれるの?」
「十六夜様がそうなるように神通力を与えたんだって」
香夜の疑問に榛名が答える。
水無月ちゃんも出来るのかな?と水無月の方をみると水無月は翡翠の方へ飛び、翡翠の頭をツンツンした
「オイラも人型にしてくださいエマ〜葵様に相応しい、せくちぃ〜なイケメンでお願いしますエマ〜」
『駄目です。絶対に』
絶対の部分が力がこもっていた。
人型になるとモフモフで可愛い水無月で無くなってしまうのが嫌なんだろう。
夕食が終わり、香夜と紅葉と榛名は一緒に檜風呂に入ることになった。
「香夜ちゃん?」
香夜は湯帷子を着用。
話しが盛り上がりテンションが高いまま一緒に風呂に〜となったが、香夜には見られたくないものがあった。
「翡翠様から頂いた風呂着なんですよ〜…素敵だったんでお風呂の時は着用してまして…」
あはは〜と笑いながら誤魔化すが、紅葉の圧に負けて理由を話す。
「私…こんな髪と目のせいで家族から色々ありまして…その…見られたくないんです。失礼をお許しください」
香夜は少し脱ぎ、傷をみせる。
「なぁ〜んだ!榛名!」
「うん。香夜ちゃんはこの傷が治ったらいいなと思ってる?」
「え?もちろんです。…でも何年も治らなくて」
榛名は香夜の手を両手で包むように取ると、虹色の光を発する。
(虹色の光…すごい……それに暖かくて心地良い)
「終わったよ」
榛名が手を離しニッコリと笑う。姿見で確認すると傷が綺麗に治っている。
「ありがとうございます!」
翡翠には見られたくなかった傷。
あっさりと治してもらった上に体もなんだか軽くなったような気分だ。
✱✱✱✱
一方その頃。
『お前に似てキッチリ作りすぎじゃない?』
『ああ、みえん』
風雅と十六夜は紅葉たちの風呂を覗こうとしていた。
『なぜ私まで…』
翡翠は風雅と十六夜に無理矢理引っ張られ連れてこられた。
『ん。榛名が俺の話をしている。可愛いな…あとでいっぱいキスしてやらなければな』
『女の子の匂いだね〜』
壁に耳を付けて聞き耳をたてていると葵が現れた。
「滅!!」
苦無代わりの鋭い羽根を投げられ一時退散する。
翡翠も巻き込まれ、やれやれと呆れていた。
『香夜……私の前では笑ってくれないのですね……』
風呂場から漏れる香夜が大笑いする声。
翡翠は眉間のシワを深くした。



