【Sより補足】
こんにちは!Sです。
「Kさんからのメール」と添付されていた「不動産登記簿」をアップしました。
メールは件の取引の見積もり依頼です。
不動産業者から、司法書士への依頼は通常取引の日付が決まってからくることがほとんどです。
ですのでまだ契約前のこのKさんからのメールは、少し気が早いことになります。
それだけ、気がはやっていたのでしょう。
私も、ついにKさんが契約を取れそうだというだと思ってすごく嬉しかったのを記憶しています。
不動産登記簿は土地の場所は抜きましたし、いるかな?と思いましたが念のため。
(ちなみに所有者の犬飼さんは仮名です)
この時点で私が気になったのは、所有者の犬飼さんは亡くなっているのでは?ということです。
一般の方には登記簿の記載が読み取りにくいと思いますので説明しますが、最後の行『昭和2年1月30日相続』という記載は、この日付で犬飼さんが相続した土地ということを表します。
随分前ですからね。
この時点で犬飼さんが1歳だったとしても90歳は超えています。
普通に考えたら亡くなっておられる。それならば土地を売るためには次の相続人の方への相続登記が必要になりますので、私はKさんに電話をしてそのあたりを尋ねました。
Kさんによると、やはり犬飼さんは亡くなっていて孫にあたる人物からの売却依頼だそうです。
私は、売却取引の前に相続登記が必要になること、そうであるならばなるべく早く準備しなくてはならないことを伝えて電話を切り、見積もりを作成して返信しました。
それから2カ月ほど、この件に関してKさんからの進捗報告などはなかったです。
見積りを作成してもその案件を担当することができるわけではありません。値段が折り合わず、別の司法書士へ仕事が流れることもありますし、そもそも契約自体が流れることもありますから、私は特に気にしていませんでした。
そもそもその2カ月間Kさんからの連絡があまりなくなったのを覚えています。そのころは私も独身でしたし、職場も近かったので仕事帰りに飲みに行ったりしていました。大抵はKさんから誘ってくれていましたから、それがなくなり、会う機会が減りまして、それについても特に気にしていませんでした。
そして2カ月が経ったある日久しぶりに、Kさんからメールが来たのです。
こんにちは!Sです。
「Kさんからのメール」と添付されていた「不動産登記簿」をアップしました。
メールは件の取引の見積もり依頼です。
不動産業者から、司法書士への依頼は通常取引の日付が決まってからくることがほとんどです。
ですのでまだ契約前のこのKさんからのメールは、少し気が早いことになります。
それだけ、気がはやっていたのでしょう。
私も、ついにKさんが契約を取れそうだというだと思ってすごく嬉しかったのを記憶しています。
不動産登記簿は土地の場所は抜きましたし、いるかな?と思いましたが念のため。
(ちなみに所有者の犬飼さんは仮名です)
この時点で私が気になったのは、所有者の犬飼さんは亡くなっているのでは?ということです。
一般の方には登記簿の記載が読み取りにくいと思いますので説明しますが、最後の行『昭和2年1月30日相続』という記載は、この日付で犬飼さんが相続した土地ということを表します。
随分前ですからね。
この時点で犬飼さんが1歳だったとしても90歳は超えています。
普通に考えたら亡くなっておられる。それならば土地を売るためには次の相続人の方への相続登記が必要になりますので、私はKさんに電話をしてそのあたりを尋ねました。
Kさんによると、やはり犬飼さんは亡くなっていて孫にあたる人物からの売却依頼だそうです。
私は、売却取引の前に相続登記が必要になること、そうであるならばなるべく早く準備しなくてはならないことを伝えて電話を切り、見積もりを作成して返信しました。
それから2カ月ほど、この件に関してKさんからの進捗報告などはなかったです。
見積りを作成してもその案件を担当することができるわけではありません。値段が折り合わず、別の司法書士へ仕事が流れることもありますし、そもそも契約自体が流れることもありますから、私は特に気にしていませんでした。
そもそもその2カ月間Kさんからの連絡があまりなくなったのを覚えています。そのころは私も独身でしたし、職場も近かったので仕事帰りに飲みに行ったりしていました。大抵はKさんから誘ってくれていましたから、それがなくなり、会う機会が減りまして、それについても特に気にしていませんでした。
そして2カ月が経ったある日久しぶりに、Kさんからメールが来たのです。



