【おわび】

この作品をお読みくださった皆さまへ

ここまでお付き合いくださりありがとうございました。
そして最後のお詫びをさせてください。

もちろん、皆さまを騙したことについてのお詫びです。

途中、何人かの方がお気づきになり警告されました通り、私はあの土地についての真相をはじめから知っていました。

知っていて、皆さんにご意見をお伺いするふりをしたのです。

どうしてそんなことをしたのか?

これについても何人かの方はお気づきだと思います。
そう、最後に犬飼家について話をしていた人物は、














私の夫です。


もうこれで、私がなぜこんな非人道的なことをしでかしたのか、おわかりになったでしょう。

私はオカルト好きの皆さまの、親切心につけ込んだのです。
不思議なものへの好奇心をお持ちの皆様なら、最後までお読みくださるとわかっていたのです。

謝って済むことではないのはわかっていますが、申し訳ありませんでした。

スターツ出版編集部の皆さまにも深くお詫び申し上げます。
私がこの作品をコンテストにエントリーしたことで、皆さまはこの作品を最後まで読むしかなかったはずです。
そうです、私がわざわざコンテストにエントリーしたのはこれが目的だったのです。

本当に申し訳ありませんでした。


そもそもこんなことをして意味があるのかどうかもわかりません。
それなのに、巻き込むようなことをしてごめんなさい。

でもそうせずにはいられなかったのです。












だって私の娘だけこんな目に遭うなんて理不尽じゃありませんか!!

これですべて終わりです。
もう少ししたらこの作品は閉鎖します。

お付き合いくださり、ありがとうございました。