しまった。
昨日は初めて日記を書かない日を過ごしてしまった。
いや、ここで弁明をひとつさせてもらうならば、もうホラーのことを考えたくなくて全く関係ない小説を読み漁っていたからだ。(おいおい)
そして前に書いたあるあるが発動してしまった。
そうだ。気づいたら深夜2時だった。
いわゆる、丑三つ時だ。そんな時間に、小説と現実の世界との境界が曖昧になるモキュメンタリーホラー小説の構想なって練ってみろ。きっと今ごろ私はこうして日記なんて書いていることはできない。主に寝不足的な意味でだ。断じてヨミクイなんて知らない。
というわけで、昨日はモキュメンタリーホラー小説については一切何もしていない。
しかし、そのままでは私はきっとすぐさま堕落してしまう。ということで休息は一日だけにし、今日もまたモキュメンタリーホラー小説についていろいろと考えていた。
まず「隠れ鬼」については、ひとつ短編を書いてみることにした。そのために、17日に取材で行ったはいいものの、撮り忘れていた写真を今日の仕事終わりに寄り道して撮ってきたところだ。
写真の場所なんかは、まさに「隠れ鬼」のシーンなんかで使えそうな絵面だ。実際、雄太くんたちはこうした場所を上手く利用して隠れ鬼をしていたらしいし、石垣の陰なんかはまさに「隠れ鬼」の登場しそうなシーンとして書けそうだ。
それと、この場所も忘れてはならない。
いわゆる、AくんやKくんが隠れていたらしい、旧忠霊塔の納骨堂だ。
改めて見てみると、確かにわざわざ隠れ鬼ごっこをして探そうとはしない場所だ。なんか、神聖な感じがして登って入ったりしたら罰が当たりそうだし。(もちろん、さすがに私も中に入ってはいない。)
他にもいくつか写真を撮って、モキュメンタリーホラー小説の短編を書くのに充分な量が集まった。あとはこれからプロットを起こして、どんな展開にするかを考えれば書くための準備が整う。
一応、この短編の中にも親友の行方不明事件の話をちらほらと入れ混ぜて、どこかで親友が目にしたならわかるようにしておきたいと考えている。
また、親友の行方不明事件については、いよいよ明日に二回目の取材を行う。
前々から書いている通り、明日は親友と同じダンスサークルに入っていた加藤さんと、親友のお兄さんである智也さんに話を聞くことになっている。
加藤さんには主に直前で親友と会った時の様子を、智也さんには警察と一緒に部屋の様子を見た時や片づけをしている時に何かなかったかを聞き、そして智也さんから親友のスマホやパソコンについても見せてもらうこととしている。もしここで私の想像しているようなことがあれば、私はさらに本腰を入れて調査を進めていかなければならなくなる。
例えば、そう。
直前に親友にはおかしなところはなく、日曜は家で小説を読むことになっていただとか。
あるいは、スマホやパソコンから、今では閉鎖された例の小説投稿サイトの履歴が出てくるだとか。
いや、よそう。
ここでいくら考えても答えは出ないし、もしそうなった時は改めて対策を考えればいいだけの話だ。
それと、「ヨミクイ」の噂について片手間にいろいろと調べてみた結果、「身代わり」についての追加情報を得たのでここに載せておく。また、以前載せたヨミクイの内容についても再掲しておく。
(再掲)
【怪異「ヨミクイ」とは】
・ヨミクイは、主に小説を読んでいる者を獲物としている怪異である。
・ヨミクイは、小説の読者の中でも特に現実を忘れるほど小説に熱中し、物語の世界に浸っている読者を好む。
・ヨミクイの見た目は、眼を除いて読者自身と同じ姿形をしている。
・ヨミクイの眼はくり抜かれているため、陥没していて無くなっている。
・すなわち、自身の眼をくり抜いた姿が、あなたが出会うヨミクイの姿である。
【怪異「ヨミクイ」に興味を持たれるとどうなるのか】
・ヨミクイに興味を持たれた読者は、小説を読んでいる時に周りの音が聞こえなくなる時がある。
・ヨミクイに興味を持たれた読者は、小説を読んでいる時に不可解な文字が見えることがある。
・ヨミクイに興味を持たれた読者は、小説を読み終わった後にヨミクイの世界に連れ去られる。(正確には、いつの間にかヨミクイの世界に移動させられている。)
【怪異「ヨミクイ」の世界とは】
・ヨミクイの世界は、一見すると読者が住んでいる世界と何ら変わりない普通の世界であるが、読者以外の生物がいない世界である。
・ヨミクイの世界に連れ去られると、読者はヨミクイから逃げなければ喰われてしまう。
・読者が最後に読んでいた小説のページ数が、ヨミクイから逃げなければいけない日数である。
・ヨミクイは眼がくり抜かれているため、読者を探す時は心音を頼りにしている。(ヨミクイに興味を持たれた時に周りの音が聞こえなくなることがあるのは、ヨミクイが読者の心音を聞いて品定めをしているためと言われている。)
・つまり、ドキドキしているほどヨミクイに気づかれ、引き寄せてしまう。
・ヨミクイから逃げ切るか、身代わりを二人差し出すと解放される。
(以下、追加情報)
【怪異「ヨミクイ」に差し出す身代わりについて】
・ヨミクイに身代わりを差し出す方法は、ヨミクイの世界で書き物をすることである。
・ヨミクイの世界で書き物をすると、現実の世界において何らかの形でそれが現れる。(例えば、「WEB小説投稿サイトに小説としてその書き物が投稿される」、「町内の掲示板に落書きという形で現れる」、「本の間に本来あるはずのないページが差し込まれている」など)
・ヨミクイに連れ去られた読者は、その書き物を現実の世界にいる誰かに読ませ、夢中にさせなければならない。
・自身の書き物に夢中になった者が現実世界にいると、その者は身代わりとしてヨミクイの世界に飛ばされる。
・身代わりとなった者が二人に達すると、最初に連れ去られた者は現実世界に帰ることができる。
・身代わりとなった者は、最初に連れ去られた者の残りの日数を逃げ切るか、再び身代わりを二人差し出せば現実世界に戻ることができる。
それと、もうひとつ。
あまり、というかかなり気は進まないのだが、ヨミクイを映したらしい写真がネット上にあったので掲載しておく。
この写真については、各自【自己責任】で見てもらいたい。何があっても私は責任をとれないからだ。
↓↓ヨミクイを映したらしい写真
……正直、真っ暗で何もわからん。(笑)
左下に何か丸のようなものがあるが、これはなんだろうか。
一応、同じところに画像の加工を駆使して解析し、何かが映っているものもあったので載せておく。
※※何度も言いますが、本当に【自己責任】で見てください。※※
↓↓ヨミクイを映したらしい写真を加工したもの
え、ほんとに何かが映っている。
なにか、手のシルエットのようなもの……?
あとは、何か白い筋のような……。
いや、もうやめておこう。
これ以上はなにか見えてはいけないものが見えてくる気がしてならない。(ホラー嫌いの私がまじまじと見ることができているのは、ヨミクイは小説を媒介としてしか読み手を喰えない怪異だからだ。これ以上は純粋に怖くてキツい。)
ちなみに、この画像は本当かどうか知らないが、ヨミクイの世界に連れ去られ逃げ勝ってきた人が撮ったものらしい。3ページ程度の短編小説を読んでヨミクイに魅入られた人らしく、ヨミクイに喰われそうになる直前でちょうど逃げる日数が経過したとのことだ。
そのブログには、先ほど記載したヨミクイの特徴やヨミクイの世界についても書かれており、内容はほとんど一致していた。(書かれていない情報としては、「ヨミクイの世界では食料や水分は必要としない」、「ヨミクイの世界でも朝昼夜といった時間経過は働く」などいろいろあったが、あまり重要なものではないので前述のまとめでは割愛した。)
とりあえず、今日のところはこれくらいにして早めに休もうと思う。
また明日、いろいろと取材をしてから、得られた情報や結果などについてまとめていこうと考えているので、どうか引き続き情報があれば提供していただきたい。
そして繰り返しになるが、昴>縺、縺。
この日記を見ていたなら、メッセージに一言だけでも連絡がほしい。
もし何か事情があるのなら、他の方法を使ってでもいい。
無事であることだけでも、どうか。
昨日は初めて日記を書かない日を過ごしてしまった。
いや、ここで弁明をひとつさせてもらうならば、もうホラーのことを考えたくなくて全く関係ない小説を読み漁っていたからだ。(おいおい)
そして前に書いたあるあるが発動してしまった。
そうだ。気づいたら深夜2時だった。
いわゆる、丑三つ時だ。そんな時間に、小説と現実の世界との境界が曖昧になるモキュメンタリーホラー小説の構想なって練ってみろ。きっと今ごろ私はこうして日記なんて書いていることはできない。主に寝不足的な意味でだ。断じてヨミクイなんて知らない。
というわけで、昨日はモキュメンタリーホラー小説については一切何もしていない。
しかし、そのままでは私はきっとすぐさま堕落してしまう。ということで休息は一日だけにし、今日もまたモキュメンタリーホラー小説についていろいろと考えていた。
まず「隠れ鬼」については、ひとつ短編を書いてみることにした。そのために、17日に取材で行ったはいいものの、撮り忘れていた写真を今日の仕事終わりに寄り道して撮ってきたところだ。
写真の場所なんかは、まさに「隠れ鬼」のシーンなんかで使えそうな絵面だ。実際、雄太くんたちはこうした場所を上手く利用して隠れ鬼をしていたらしいし、石垣の陰なんかはまさに「隠れ鬼」の登場しそうなシーンとして書けそうだ。
それと、この場所も忘れてはならない。
いわゆる、AくんやKくんが隠れていたらしい、旧忠霊塔の納骨堂だ。
改めて見てみると、確かにわざわざ隠れ鬼ごっこをして探そうとはしない場所だ。なんか、神聖な感じがして登って入ったりしたら罰が当たりそうだし。(もちろん、さすがに私も中に入ってはいない。)
他にもいくつか写真を撮って、モキュメンタリーホラー小説の短編を書くのに充分な量が集まった。あとはこれからプロットを起こして、どんな展開にするかを考えれば書くための準備が整う。
一応、この短編の中にも親友の行方不明事件の話をちらほらと入れ混ぜて、どこかで親友が目にしたならわかるようにしておきたいと考えている。
また、親友の行方不明事件については、いよいよ明日に二回目の取材を行う。
前々から書いている通り、明日は親友と同じダンスサークルに入っていた加藤さんと、親友のお兄さんである智也さんに話を聞くことになっている。
加藤さんには主に直前で親友と会った時の様子を、智也さんには警察と一緒に部屋の様子を見た時や片づけをしている時に何かなかったかを聞き、そして智也さんから親友のスマホやパソコンについても見せてもらうこととしている。もしここで私の想像しているようなことがあれば、私はさらに本腰を入れて調査を進めていかなければならなくなる。
例えば、そう。
直前に親友にはおかしなところはなく、日曜は家で小説を読むことになっていただとか。
あるいは、スマホやパソコンから、今では閉鎖された例の小説投稿サイトの履歴が出てくるだとか。
いや、よそう。
ここでいくら考えても答えは出ないし、もしそうなった時は改めて対策を考えればいいだけの話だ。
それと、「ヨミクイ」の噂について片手間にいろいろと調べてみた結果、「身代わり」についての追加情報を得たのでここに載せておく。また、以前載せたヨミクイの内容についても再掲しておく。
(再掲)
【怪異「ヨミクイ」とは】
・ヨミクイは、主に小説を読んでいる者を獲物としている怪異である。
・ヨミクイは、小説の読者の中でも特に現実を忘れるほど小説に熱中し、物語の世界に浸っている読者を好む。
・ヨミクイの見た目は、眼を除いて読者自身と同じ姿形をしている。
・ヨミクイの眼はくり抜かれているため、陥没していて無くなっている。
・すなわち、自身の眼をくり抜いた姿が、あなたが出会うヨミクイの姿である。
【怪異「ヨミクイ」に興味を持たれるとどうなるのか】
・ヨミクイに興味を持たれた読者は、小説を読んでいる時に周りの音が聞こえなくなる時がある。
・ヨミクイに興味を持たれた読者は、小説を読んでいる時に不可解な文字が見えることがある。
・ヨミクイに興味を持たれた読者は、小説を読み終わった後にヨミクイの世界に連れ去られる。(正確には、いつの間にかヨミクイの世界に移動させられている。)
【怪異「ヨミクイ」の世界とは】
・ヨミクイの世界は、一見すると読者が住んでいる世界と何ら変わりない普通の世界であるが、読者以外の生物がいない世界である。
・ヨミクイの世界に連れ去られると、読者はヨミクイから逃げなければ喰われてしまう。
・読者が最後に読んでいた小説のページ数が、ヨミクイから逃げなければいけない日数である。
・ヨミクイは眼がくり抜かれているため、読者を探す時は心音を頼りにしている。(ヨミクイに興味を持たれた時に周りの音が聞こえなくなることがあるのは、ヨミクイが読者の心音を聞いて品定めをしているためと言われている。)
・つまり、ドキドキしているほどヨミクイに気づかれ、引き寄せてしまう。
・ヨミクイから逃げ切るか、身代わりを二人差し出すと解放される。
(以下、追加情報)
【怪異「ヨミクイ」に差し出す身代わりについて】
・ヨミクイに身代わりを差し出す方法は、ヨミクイの世界で書き物をすることである。
・ヨミクイの世界で書き物をすると、現実の世界において何らかの形でそれが現れる。(例えば、「WEB小説投稿サイトに小説としてその書き物が投稿される」、「町内の掲示板に落書きという形で現れる」、「本の間に本来あるはずのないページが差し込まれている」など)
・ヨミクイに連れ去られた読者は、その書き物を現実の世界にいる誰かに読ませ、夢中にさせなければならない。
・自身の書き物に夢中になった者が現実世界にいると、その者は身代わりとしてヨミクイの世界に飛ばされる。
・身代わりとなった者が二人に達すると、最初に連れ去られた者は現実世界に帰ることができる。
・身代わりとなった者は、最初に連れ去られた者の残りの日数を逃げ切るか、再び身代わりを二人差し出せば現実世界に戻ることができる。
それと、もうひとつ。
あまり、というかかなり気は進まないのだが、ヨミクイを映したらしい写真がネット上にあったので掲載しておく。
この写真については、各自【自己責任】で見てもらいたい。何があっても私は責任をとれないからだ。
↓↓ヨミクイを映したらしい写真
……正直、真っ暗で何もわからん。(笑)
左下に何か丸のようなものがあるが、これはなんだろうか。
一応、同じところに画像の加工を駆使して解析し、何かが映っているものもあったので載せておく。
※※何度も言いますが、本当に【自己責任】で見てください。※※
↓↓ヨミクイを映したらしい写真を加工したもの
え、ほんとに何かが映っている。
なにか、手のシルエットのようなもの……?
あとは、何か白い筋のような……。
いや、もうやめておこう。
これ以上はなにか見えてはいけないものが見えてくる気がしてならない。(ホラー嫌いの私がまじまじと見ることができているのは、ヨミクイは小説を媒介としてしか読み手を喰えない怪異だからだ。これ以上は純粋に怖くてキツい。)
ちなみに、この画像は本当かどうか知らないが、ヨミクイの世界に連れ去られ逃げ勝ってきた人が撮ったものらしい。3ページ程度の短編小説を読んでヨミクイに魅入られた人らしく、ヨミクイに喰われそうになる直前でちょうど逃げる日数が経過したとのことだ。
そのブログには、先ほど記載したヨミクイの特徴やヨミクイの世界についても書かれており、内容はほとんど一致していた。(書かれていない情報としては、「ヨミクイの世界では食料や水分は必要としない」、「ヨミクイの世界でも朝昼夜といった時間経過は働く」などいろいろあったが、あまり重要なものではないので前述のまとめでは割愛した。)
とりあえず、今日のところはこれくらいにして早めに休もうと思う。
また明日、いろいろと取材をしてから、得られた情報や結果などについてまとめていこうと考えているので、どうか引き続き情報があれば提供していただきたい。
そして繰り返しになるが、昴>縺、縺。
この日記を見ていたなら、メッセージに一言だけでも連絡がほしい。
もし何か事情があるのなら、他の方法を使ってでもいい。
無事であることだけでも、どうか。