「............っ、ぅ、のぶ、ひろ、」

「うん」



伸宏の言葉を聞いて、
苦しくて、堪えてた涙が溢れてきた。



「いのちを頑張るために、
趣味、いっぱいやってていいってこと?」

「何回も言ってる、無理しなくていいって。
でも、千明聞いてくれねーし、そもそも、
千明がやりたそうだから見てただけ」



そうだ、そうだった...............っ。



伸宏は昔から、
ちゃんと私を見てくれて。



私を、優しく受け止めてくれる。



どんなに、失敗しても、
──────私の帰る場所にいてくれる。



だから.................................



「............、私、頑張る、
楽しく生きて、楽しく遊んで、楽しく書く
それで、伸宏の隣でいのちを頑張る、」

「............うん、よろしく、」



きみの隣が、今はきっと、
〝いのちを頑張るために〟1番必要な場所。





fin.