そう思った直後。



「少しなら分かる?」

「............うん、」



優しくそう問いかけてくれた。



そして...........................



「千明は、SNSチェックも、ゲームも読書も、
当たったらライブに行くことも頑張ってる」



そう、ゆっくり話し始める伸宏。



〝それって、趣味だよ!〟



そう言葉に出したかったけど、私が言葉を出す前に。



「千明は、仕事辞めてても充分頑張ってる。
俺の隣にいてくれてるだけでじゅーぶん。
〝いのちを頑張ってる〟んだよ。
何しててもいい。元気でいてくれたらいい」



ふわっと、
心の真ん中に落ちてきた優しい言葉。