*
及川くんと話した次の日は休日だった。
だから会うはずなんてないとそう思っていたのに、私たちはまた出会ってしまった。
「…及川、くん?」
今日は定期検診があったため、いつもの病院で検診を受けもう帰ろうとしていたところで、なぜか及川くんがぼーと一点を見つめながら座っているのを見つけた。
「…花村?」
「何してるの?風邪引いたとか?」
ふと、馴れ馴れしく踏み込みすぎだろうかと我に返るが、及川くんはあまり気にしていない様子で「まあそんな感じ」と曖昧に返してきた。
「花村こそ、何してんの?」
「え、えっと、おばあちゃんがここで入院してるから、そのお見舞いに行ってきたところ!」
「へぇ」
及川くんと話した次の日は休日だった。
だから会うはずなんてないとそう思っていたのに、私たちはまた出会ってしまった。
「…及川、くん?」
今日は定期検診があったため、いつもの病院で検診を受けもう帰ろうとしていたところで、なぜか及川くんがぼーと一点を見つめながら座っているのを見つけた。
「…花村?」
「何してるの?風邪引いたとか?」
ふと、馴れ馴れしく踏み込みすぎだろうかと我に返るが、及川くんはあまり気にしていない様子で「まあそんな感じ」と曖昧に返してきた。
「花村こそ、何してんの?」
「え、えっと、おばあちゃんがここで入院してるから、そのお見舞いに行ってきたところ!」
「へぇ」