「莉乃ちゃん、空から見ててね。わたしたち二人のこと。見てくれてるかな?」
「見てくれてるよ。託したのは莉乃だから」
「莉乃ちゃんの分まで幸せになるね」
「莉乃の分まで、最後までちゃんと生きるから」
なぁ、莉乃。
これで良かったのか?
君が望んでいた最後は、僕たちの仲を取り持つことだったのか?
僕と君を出会わせた、君と出会ってから僕は死ぬのが怖くなった。
君の死を目の前にして、涙が止まらなくなった。
もっと君と居たかった。
それは叶わなかった。
莉乃の願いと、僕に与えられた義務の為に、そして君が思う親友の為に。
僕が出来ることは、精一杯、自分の力で生きること。
莉乃が僕たちに与えたのは、一人一人生きてる土台が違っていて
僕たちみたいに消えたくなったり死にたくなったりする人と、病気で死ぬことが決まってる人では
立つ場所が違うことを教えてくれた。
僕たちは僕たちなりに生きる。



