下書き星空の下で、君の願い事を。

ふざけないでよ。

余命宣告なんて映画とかの話じゃないの?

ほんとに自分にされるなんて考えたこと無かった。

私にとって、余命宣告は夢の話だと思った。

それからの日々は、大学に行きながら那奈のことを考えていた。

私は那奈がいるから、こうして明るく過ごせてるんだ。

でも、那奈は?

私がいなくなったらどうなるんだろう。

那奈には、誰かが必要だ。

大学の中を探しまくった。

でも居なかった。

任せられそうな人。

そんなことよりも、自分の気持ちの方が沈んで行った。

私、余命宣告されちゃった。

死ぬんだ、1年経ったら。

なんで私なの?


だんだんと実感してくる病気のことに
私は那奈のことを考えるよりも、自分のことでいっぱいなった。


毎月の検査入院に、那奈は心配した。

自分の体のことを考えて、大学は休学した。

行きたい時だけ行けばいいとお父さんに言われた。

やりたいことをしろって、言われた。

学校に行って授業を受けてみたり、服を買いに出かけてみたり、何気ない日常が私にとっては大切に思えた。

これが当たり前じゃないんだと知った。

余命宣告されてから障害年金の申請に行った。