下書き星空の下で、君の願い事を。



「わたしね、ほんとは二人とも似てる気がしてるんだよね」

「似てる?」

こうして共依存して誰かの心にいることでメンタルが安定して、ていうか、心が弱いんじゃなくてまじめすぎるだけな気がするんだ」

「二見も?」

「まじめだよ、まじめすぎる。私みたいに好きなことだけ考えてればいいと思う」

「そんなの現実が許してくれない」

「何でそう思うのかな、仕事だってやめれて、夢追いかけて、幸せでしょ今。それともしたくない仕事してる方がよかった?」

「そんなことない。莉乃に出会えたこともイラストレーターになると決めたことも、何一つ後悔してない」


「私もね、うれしいんだよ。私のために生きてくれてるのすごい伝わる。もちろん、那奈にも同じこと思ってる」

大切にしてくれてるのが伝わってくる。

「辞めた会社のことなんて考えて死のうとしなくていいよ。自分に合った場所が必ずあるから」

「……そう言ってくれてありがとう」

「わかったらうがいしといで!」

「あ、そうだった」

莉乃と話していると自分を認めてもらえる居心地の良さに、安心できる。

本気でそう思ってるのがわかるから。