下書き星空の下で、君の願い事を。

急いでポトフを食べて、タッパーにまだたくさんあるポトフを詰めた。

電車に乗って僕たちは大学へと向かう。

「那奈急に呼び出してごめんね。ポトフ食べてほしくて、栄佑くんが作ったの」

「ぽ、ポトフ????た、食べるよ??食べるけどなんで急に??」

「仲良くなってほしいから、それなら手作りだ!と思って」

「ふふふ、莉乃ちゃん面白いね。それについて平山さんは黙ってついてきたのかな」

「ついてきました」

「ほんっと面白い、だから莉乃ちゃんのこと好きなんだよね。ほんとこういう天然なところ可愛くて好き」

「え?なんかおかしかった?あ、近くの公園行く?」

莉乃の言動が面白いと二見は笑う。

二人の微笑ましい行動を見ていると、僕まで心が暖かくなる。

「公園行こうか」

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「はい!これ、ポトフ!まだあったかいよ」

「ほんとだ、まだあったかい……いただきまーす、…ぱく…んん……?」

「どう?おいしいでしょ」

「た、たべれるよ、たべれるけど、……莉乃ちゃんと平山さんもしかして二人とも味音痴?ですか」

「え、普通においしかったけど」

「なんかね、塩っ辛い、絶対塩分取りすぎですよ」

なんと料理上手だと思っていた味は塩分過多。

それも二人して?

そんなことあるか。

こんなにおいしいのに。

あ、おもいだした。

精神的ストレスを受け続けているとだんだん味が濃くなるって。

辛い物が好きになったりするって。

僕の味音痴はそこから来ているのか。

莉乃は、病気の特徴?

それとも、病気ストレス?

もともと、いや、こんなに料理に自信があるのにそれはないか。

「二見って薄味派?」

考え抜いて出た言葉がこれ。

自分以外信じるな感じたものだけを信じろって昔何かで聞いた気がする。

「ふ、ふつうですかね」

「そうか」

なんか必死で作ったのに、かなりショックだ。

美味しいって言葉が聞きたかった。

当然、莉乃もショックで何かぶつぶつとつぶやきながらポトフを眺めていた。