下書き星空の下で、君の願い事を。

彼女にタオルを持ってく。

「どう?いたくない?」

「うん、大丈夫。水膨れとかできないといいな」

「そうだね。すぐ冷やしたから大丈夫だとおもうけど、とりあえずご飯にしようか。せっかく作ってくれたし」

新たに取り分けた肉じゃがを僕が器に入れ、机に持っていく。

「なんかごめんね?色々やって貰っちゃって」

「いいんだ。何も出来なくてごめん。それと、ゴメンじゃなくてありがとうでいいんだ、莉乃が言いそうなこと」

「ふぇ、そうだね、ありがとうございました、ふふふっ……ありがと」

「ずっと笑ってて欲しいんだ、莉乃の笑顔が好きだから」

「もぅ、ほんと愛が深いんだから!いつからそんなに私の事好きになったの」

「初めから?出会った時から?一目惚れってやつかな」

「ほんと大好き!愛してる!!」

肉じゃがを頬張りながら、僕たちは出会った頃について語った。

「出会った時、この世の終わりみたいな顔して来たからびっくりしたよ」

「そっちこそ、病院抜け出してきたの丸わかりで、何してんのかと焦った」

「こんな私たちだからこそ出会って、お互いを支え合える存在なんだよね」

七月十三日 日曜日 晴れのち曇り
今日は本屋さんに買い物に行った。
僕のハマったきっかけの青春ミステリーの本を買った。
結局読めなかったけど、今は莉乃が心配だ。
莉乃が火傷したんだ。肉じゃがを落として、これから先
こういうことが増えるみたいだ。
病気のせいらしい。
とても心配だ。僕も料理を一緒にしよう。