下書き星空の下で、君の願い事を。

「は、はいっ!四葉喫茶というところでとても素敵なところなんですよ」

案内された四葉喫茶というところに着くと年を取った夫婦と若い女の子が店を運営していた。

「いらっしゃいませ、ここ、ミルクティーがおすすめなんです。甘いものも何でもおいしいですよ」

若そうな女の子は、アルバイトみたいだ。

カフェのアルバイトいいな。

何よりこのコーヒーの匂いの中、仕事をするのは気分が上がりそうだ。

カフェの仕事って、ピーク時が大変って聞くけどどうなんだろうか。

こういう個人経営の場所は常連さんがついてるって聞くけど、本当なんだろうな。

だってこんなにいい場所なんだから。

「本がたくさんあるんだね、栄佑くん好きそう」

本棚には、びっしりと本が並べられていて古い本から絵本までたくさん並んでいた。

こんなにも本が並んでる喫茶店は初めて見た。

この店に入った瞬間からこの店が好きになった。

「そうだな、すごく気にった、コーヒーの匂いが広がってていいな」

コーヒーが好きな僕にとっては、心休まる場所であった。

「那奈はいつも何頼むの?」

「わたしは、フルーツティーとか紅茶が多いかな。ここでレポートやってることもあるから、飲み物ばっかりかな」

「そっか、レポート大変じゃない?最近課題の量増えたって噂で聞いたよ」

「そうだね、でもわたしには勉強しか取り柄ないから……」

「そんなかわいいのに、勉強だけってもったいないよ」

「決まらなさそうなら、あのお姉さんにお勧め聞いてみようか」

「えっあ、そうですね」

「すみませんお姉さん、ここのおすすめは何ですか」

「おすすめですか?そうですね。何でもおいしいですけど、特に美味しいのを一つ言うならパンケーキがおいしいですよ。私、ここに通うようになってから好きすぎて、アルバイトし始めたんですけどパフェもおいしいし紅茶もおいしいし何でもおいしいです」

「パンケーキが一番おすすめか。……食べてみよっか、莉乃」

甘いものが好きな莉乃には良い機嫌直しになるかなという期待を込めて頼むことにした。

「いいね!パンケーキにしよう」

「ここのパンケーキ、シェアする用のもありますので、そちらにしますか?」

「じゃあそれで、飲み物は、僕はブレンドコーヒー一つと、莉乃たちは?」

「わたしはアイスティーでお願いします」

「じゃあ、フルーツティーにする、フルーツティーで!」

「かしこまりました、飲み物はすぐお持ちするのでお待ちくださいね」