下書き星空の下で、君の願い事を。

「今日は二人を会わせたくて、ここに栄佑くんを連れてきました!」

「莉乃ちゃん、体調は平気なの?ずっと休んでるけど、戻ってくるんだよね?」

「莉乃、もしかして……」

言ってないのか。

余命半年のこと。

「なになに……?なんかわたしに隠してる?」

「そんなわけないじゃん!病気治ったら戻るよ。治ったらね。そんな心配しないで」

莉乃は二見那奈の手を握り上下に振っていた。

「二見さんだっけ、大丈夫。莉乃には僕がついてるから」

安心させるためにそう言った。

「莉乃ちゃんなんかあったらちゃんと頼ってね?しんどい時も言って良いからね」

なんと僕の言葉は無視。

そういうもんなのか。

二人の仲は良いみたい。

莉乃にはちゃんと友達がいるみたいで、なんだか少し安心した。

「莉乃ちゃん、ノート見せてあげよっか。わたし莉乃ちゃんの分ノート取ってたんだ。はいこれ」

「二見さん、莉乃のこと大切にしてくれてるんだね」

「栄佑くん、那奈かわいいでしょ。私とはタイプが違って美人でしょ。ちょっと恥ずかしがり屋のとこあるけど」

「な、何急に、莉乃ちゃんの方がかわいいじゃん!だでモテモテだったんじゃん」

「あはは、まだそれ言うの?那奈?それはもう昔の話だよ」