下書き星空の下で、君の願い事を。

七月に入り長引いていた入院生活も終わり彼女は退院した。

「何食べに行く?」

「莉乃が食べたいもの」

「私か―!豚骨ラーメンとかどう」

「いいね、てかラーメンとか食べるんだ」

「何それ差別用語?食べるよ。人間だし」

「ごめん、そういうつもりじゃ……意外だっただけ」

「お腹すいてるから早く行こう」

彼女は、ラーメンにセットでから揚げとミニライスを頼んでいた。

「餃子一人前二人で食べよ」

そう言って餃子も頼む。

先週まで断食していた反動だろうか。

「ん-!おいしい!やっぱご飯がなきゃね」

バクバクと食べる彼女の豪快さに男である僕が負けた気がした。

「ワイルドすぎて見習いたい」


7月8日 火曜日 曇り
今日は莉乃が退院したから豚骨ラーメンを食べに行った。
莉乃の食べっぷりに驚きながらも負けてられないと思って食べまくった。
唐揚げもおいしくてラーメンに合ってよかった。
知らなかったけど、莉乃はラーメンが好きらしい。
意外だった。