下書き星空の下で、君の願い事を。

入院している彼女のところに通い詰めているが、一度だけお母さんが来た。

「どなたかしら、彼がいるなんて許可した覚えはないけど」

「お母さんずらしないでよ、なんにも見てないくせに、私のことどうでもいいくせに」

「私はあなたのことを思って、辛くならないように言ってるのよ」

「なんにも知らないくせに。呼ばれたって来ないじゃん」

「あなたは私のことだけ聞いて治療してればいいの。そしたら治るかもしれないでしょ」

それを聞いて僕は、治る病気なのかと疑問を抱いた。

「待ってください、治るんですか?莉乃の病気」

「栄佑くん、治らないのにこういう言い方するからお母さんのこと信用してないんだよ」

「人の病気をそんな軽々しく発言するのはやめてくださいお母さん」

「あなたの母親になった覚えなんかないわよ、じゃあ、お母さん帰るから別れるのよ」

そう言って出て行った。

「気にしないでね、あれ、次来た時には今日のことすら覚えてないから」

「別れるように言ってたけど」

「気にしないで、私別れるつもりないから」

僕たちの関係は誰にも邪魔させたくない