下書き星空の下で、君の願い事を。

彼女が部屋で倒れた。
「莉乃!?莉乃!大丈夫か、莉乃!」

「……大丈夫、ちょっとクラっと来ただけ。……貧血だとおもう」

「もしただの貧血じゃなかったら?やっぱり病院行こう」

救急車、救急車……。

軽い貧血だというが念のため病院に行くことになった。

救急車で向かうが彼女は、やっぱりただの貧血ではなかったらしく、意識が朦朧(もうろう)としている。

「えい、すけ、くん……ごめんね。めいわくかけて」

「いいんだ撲のことは、それよりちゃんと見てもらおう」

「あ……り…がと…」

彼女は病院についてすぐに検査することになった。

数値がよくないらしくそのまま入院することになった。

初めて検査以外の入院するところを見た。

とても心配だった。

しばらく安静が必要らしく、「これじゃ抜け出せないね」と言った。

「もう抜け出したりしないでくれ、何かあったらと思うと…」

「ごめんね、死ぬことよりも歌っていたいんだ、最後まで」

彼女にとっては死ぬことよりも歌えなくなることの方が怖いらしい。

彼女は一週間、絶食することになった。

「あーおなかすいた、なんで食べちゃいけないんだろ」

「しばらくの間我慢だね、退院したらおいしいもの食べに行こう」

彼女の栄養は点滴で補っている。

彼女の腕は点滴の針の場所が痣になってしまっていて、痛々しく見える。