下書き星空の下で、君の願い事を。

「薬取りに戻ろっか」

優しい声で微笑みながら彼女は言った。

一日、レキサルティ1㎎1錠、炭酸リチウム錠200㎎4錠、エスシタロプラム10㎎1錠、出された薬はこれらを一ヶ月分。
これじゃ、僕も病人じゃないか。

やっと薬から抜け出せたと思ったのに。




5月20日 火曜日 曇りのち雨
今日は声を出して泣いてしまった。
莉乃はそっと隣にいてくれて、ハンカチを貸してくれた。
こんな僕を抱き寄せてくれた。
泣きたいのも辛いのも莉乃の方なのに。
僕が泣いたら莉乃はいつ泣くんだろうか。
僕の前で我慢するんだろうか。
もう少し、しっかりしたい。
支えられるようになりたい。
眠剤も安定剤も、いつか飲まなくていいように。
心を整えたい。


莉乃と過ごす日々は、毎日がとても楽しかった。
それでもたまに見せる切ない表情に心が痛む。

きっと、そんな日常でさえも補えないほど辛い病状が莉乃の毎日なんだろう。

そんな莉乃の本心はきっと歌詞に含まれてる気がする。