毎日のように12時に来る彼女は、大学生だと言っていたけども学校には行ってないみたいだ。
休学しているのだろうか。
それともやめてしまったのだろうか。
世話を焼くのが好きみたいで、ご飯をいつも用意してくれるようになった。
弁当の日もあれば、買い物をしてから家に来てキッチンで調理してくれる時もある。
なんとなく申し訳なさが募るのは、僕は何もしてあげられないことを引きずってるからなんだろうか。
彼女は、栄佑くんの幸せが私の幸せだよ。なんて言うが、本当は僕に何を望んでいるのだろうか。
「栄佑くん、何か難しいこと考えてる?」
「いや、別にたいしたことは」
「もしかして、仕事してないこと気にしてる?」
「それはもちろん、そろそろ働かないと」
何とかごまかせただろうか。
「じゃあ、いい方法で稼ぐことできるんだけど聞いてみる?」
「なにそれ、怪しすぎるでしょ」
「まぁまぁ、私がお願いしてるイラストを投稿するたびに報酬として生活費を渡すのはどう?私も仕事としてなら頼みやすくなるし、お金なら私死ぬまでに貯金を使いたいと思ってたの」
「え、そんなことでお金もらっていいのか」
「これは、立派な仕事だよ!イラストのクオリティーもすごいし、お金払いたいと思ってたんだ。そしたら私のことだけ考えてればいいでしょ、はい契約成立、これからもよろしく」
あっという間に契約が成立してしまったが、これなら僕も都合がいい。



