翌日、彼女は本当に家に来た。
青い小花柄の白いワンピースをひらひらさせて、前髪をピンでとめ、ナチュラルメイクをする彼女は、パジャマ姿とは想像がつかないくらいかわいかった。
「寝起き?おはよ、髪すごいよ」
彼女は僕の寝癖を見ては、玄関前で腹を抱えてゲラゲラと笑っている。
「いいから入れよ、汚いけど」
そう言うと彼女はふぅ…と息を吐いて自分を落ち着かせた。
「じゃ、おじゃましまーす」
「どうぞ」
僕の部屋は、女の人なんて入ってきたことはなく、自分の趣味のイラスト描くためのペンやデジタルで書くための機材があったりで、少しごちゃごちゃしてるかも知れない。
ただの異性の人が来ただけではなく、彼女だ。
緊張するに決まっている。
「早速だけど、パソコン教えてくんない?アカウント作ろう」
動画サイトegaoは、生放送したり歌をアップロードしている人もいて、バズると間違いなく有名だと言ってもいい。
僕はrionとユーザーネームを入れるとIDを何にするか聞くことにした。
「私死んだら妖精になるんだ。だから、羽ばたけるようにfairyって書いて」
そう言う彼女はいたって真剣そうな顔をしていた。
[@rion_fairy]
彼女が決めたIDだ。
妖精になりたいなんて、女の子らしいなと思った。
でも、ほんとにただ羽ばたきたいだけなんだろうなとも感じ取れた。
美しく自由に飛び回りたい。
それが願いなんじゃないかって、僕は思う。
「アイコンはどうする?」
「それなんだけど、妖精のイラストって描けないかな」
「いいけど、今すぐにできるかって言ったら無理だぞ」
残念そうな彼女の顔は、まだ何か言いたげだった。
「そうだよね。でも栄佑くんのイラストがいいな。アイコンの妖精が初めての動画の写真でもあるみたいな、だめかな」
「わかった。でも夕方にはできると思う。見てく?」
「いいの!?見てく!!」
立ちながら作業していた僕は、デスク前の椅子に腰を掛けるとペンタブを起動した。
青い小花柄の白いワンピースをひらひらさせて、前髪をピンでとめ、ナチュラルメイクをする彼女は、パジャマ姿とは想像がつかないくらいかわいかった。
「寝起き?おはよ、髪すごいよ」
彼女は僕の寝癖を見ては、玄関前で腹を抱えてゲラゲラと笑っている。
「いいから入れよ、汚いけど」
そう言うと彼女はふぅ…と息を吐いて自分を落ち着かせた。
「じゃ、おじゃましまーす」
「どうぞ」
僕の部屋は、女の人なんて入ってきたことはなく、自分の趣味のイラスト描くためのペンやデジタルで書くための機材があったりで、少しごちゃごちゃしてるかも知れない。
ただの異性の人が来ただけではなく、彼女だ。
緊張するに決まっている。
「早速だけど、パソコン教えてくんない?アカウント作ろう」
動画サイトegaoは、生放送したり歌をアップロードしている人もいて、バズると間違いなく有名だと言ってもいい。
僕はrionとユーザーネームを入れるとIDを何にするか聞くことにした。
「私死んだら妖精になるんだ。だから、羽ばたけるようにfairyって書いて」
そう言う彼女はいたって真剣そうな顔をしていた。
[@rion_fairy]
彼女が決めたIDだ。
妖精になりたいなんて、女の子らしいなと思った。
でも、ほんとにただ羽ばたきたいだけなんだろうなとも感じ取れた。
美しく自由に飛び回りたい。
それが願いなんじゃないかって、僕は思う。
「アイコンはどうする?」
「それなんだけど、妖精のイラストって描けないかな」
「いいけど、今すぐにできるかって言ったら無理だぞ」
残念そうな彼女の顔は、まだ何か言いたげだった。
「そうだよね。でも栄佑くんのイラストがいいな。アイコンの妖精が初めての動画の写真でもあるみたいな、だめかな」
「わかった。でも夕方にはできると思う。見てく?」
「いいの!?見てく!!」
立ちながら作業していた僕は、デスク前の椅子に腰を掛けるとペンタブを起動した。



