彼女は個室の病室に着くと、点滴をし始めた。
「ごめんね、こんな姿見せて。やっぱり病人みたいだよね、まぁ病人なんだけどさ……」
彼女は病人であることを気にしていた。
「莉乃、今度僕の好きな本持ってきてやるよ、辛い時に沢山読んでたんだ。オススメ」
「本?私本なんて全然読まないんだけど、栄佑くんが言うなら読んでみよう…かな。でもなんで本?」
「僕の好きな物を共有したくて?」
「なにそれ、かわいいかも」
彼女は、僕を可愛いと微笑んだ。
ずっと笑っていて欲しいと願った。
「じゃあ、また来るから。あ、ケー番おしえてよ」
「いいけど、交換するからにはちゃんと連絡返してよ?」
「わかったよ」
僕は、彼女の病室を出て家に帰ることにした。
僕に彼女が出来たのか。
半年しかない期間、彼女をどう笑わせるか。
笑顔でいて欲しい。
ただそれだけなんだ。
帰宅してから、シャワーを浴びる。
過剰摂取によるふらつきも、だいぶ収まった。
リンスインシャンプーで髪を洗い、固形の牛乳石鹸をボディタオルに擦り付けて泡立てて体を洗った。
あんまり、石鹸の区別がつかずどれでもいいと思ってる。
仕事に行く準備をしなきゃと思いながら、体を拭き終えたタオルを首に掛け、スマートフォンの通知を見る。
莉乃からの新着メールが来ていた。
「今日はありがとう、仕事……だよね。頑張って!」の文字と共に添付画像が貼ってあった。
それは、彼女の自撮り写真。
ピースする左腕には、点滴の管が刺さっていた。
意外と元気そうに見える彼女は、本当に余命半年なんだろうか。
何かの間違いで、誤診されたのでは無いだろうか。
なんて考えながら、僕は「仕事頑張ります」と送信した。
すると、すぐに返事が返ってきて「かわいいとか一言ぐらいあっても良くない?」と少し怒ってるようだった。
「ごめん不器用で、可愛いと思う」
僕はそう返事をして、スーツを着た。
そろそろ会社に向かわないとまずい。
「ごめんね、こんな姿見せて。やっぱり病人みたいだよね、まぁ病人なんだけどさ……」
彼女は病人であることを気にしていた。
「莉乃、今度僕の好きな本持ってきてやるよ、辛い時に沢山読んでたんだ。オススメ」
「本?私本なんて全然読まないんだけど、栄佑くんが言うなら読んでみよう…かな。でもなんで本?」
「僕の好きな物を共有したくて?」
「なにそれ、かわいいかも」
彼女は、僕を可愛いと微笑んだ。
ずっと笑っていて欲しいと願った。
「じゃあ、また来るから。あ、ケー番おしえてよ」
「いいけど、交換するからにはちゃんと連絡返してよ?」
「わかったよ」
僕は、彼女の病室を出て家に帰ることにした。
僕に彼女が出来たのか。
半年しかない期間、彼女をどう笑わせるか。
笑顔でいて欲しい。
ただそれだけなんだ。
帰宅してから、シャワーを浴びる。
過剰摂取によるふらつきも、だいぶ収まった。
リンスインシャンプーで髪を洗い、固形の牛乳石鹸をボディタオルに擦り付けて泡立てて体を洗った。
あんまり、石鹸の区別がつかずどれでもいいと思ってる。
仕事に行く準備をしなきゃと思いながら、体を拭き終えたタオルを首に掛け、スマートフォンの通知を見る。
莉乃からの新着メールが来ていた。
「今日はありがとう、仕事……だよね。頑張って!」の文字と共に添付画像が貼ってあった。
それは、彼女の自撮り写真。
ピースする左腕には、点滴の管が刺さっていた。
意外と元気そうに見える彼女は、本当に余命半年なんだろうか。
何かの間違いで、誤診されたのでは無いだろうか。
なんて考えながら、僕は「仕事頑張ります」と送信した。
すると、すぐに返事が返ってきて「かわいいとか一言ぐらいあっても良くない?」と少し怒ってるようだった。
「ごめん不器用で、可愛いと思う」
僕はそう返事をして、スーツを着た。
そろそろ会社に向かわないとまずい。



