四年後

俺は、夏たちが通う中高一貫の青空学園に入学した。

俺が中一になった時には、夏たちはもう高一になっていた。

「いけ~!」

青空学園に入学してから、一ヶ月がたった。

そんな日の昼休み体育館から声が聞こえてきた。

体育館から歓声が聞こえてくる。

気になって体育館に顔を出すと、バスケの試合が行われていた。

そのバスケの試合には、夏と心と瑞佳と知らない男の先輩が二人がいて、赤のゼッケンをつけている。

他に、女の先輩が二人、純(じゅん)先輩と知らない男の先輩が青のゼッケンをつけていた。

たぶんだけど、赤のゼッケンを着ている夏のチームが勝っている。

夏のところにボールが回された。

夏は、攻めるのも得意だけど、シュートまで持っていくのも上手い。

「夏っ、シュート、いれろ!」

夏の後ろに赤のゼッケンを着ている男の先輩が声をあげる。

夏の知り合い?

夏は、言葉通りにシュートをうつ。

ボールは、きれいに『シュパッ』と音を立てゴールに入る。