「ええ」

そんな私たちの会話をニヤニヤしながら湊と未亜が見ていた。

「なあ、俺と付き合ってくれ」

「へッ」

付き合う・・・。

ん~。

「いいよ」

「えっ」

たけるの驚いた声が聞こえた。

「まだ、好きじゃないけど、たけるのいいところは知ってるし、付き合っていたら好きになるかもしれないから」

私は、理由を述べるとガバッと抱き着いてきた。

「やった~!」

たけるの声が公園に響く。

「あ~、湊。好きじゃないけど湊のいいところは知ってる。

だから、湊がそれでいいなら付き合ってもいいよ」

まさかの未亜が湊の告白を了承した。