「マジか・・・」

「何が?」

しかも、ため息を吐いてる。

「いや、俺が言うことじゃない」

何が言うことじゃないの?

意味が分からない。

「えっ、どうゆ・・・」

「ストップ―!」

後ろから、高い声が聞こえる。

「えっ、未亜?」

後ろには、未亜とたけるがいた。

「一旦、公園で話そうか」

たけるだけが、なぜか落ち着いていた。

公園には、誰もいなかった。

公園の奥の方にあるベンチに私と未亜。

その横のベンチに湊とたけるが座る。

「まず、私から話すね」

初めに口を開けたのは、未亜だった。

「私は、ずっとたけるが好き。今も忘れられない。湊に好きだって言われて、うれしかった。

でもやっぱり湊の気持ちには答えられない」