「・・・ごめんなさい」

私は、すぐに謝り、家に入る。

「あの人が、帰るまでに帰ってこいと何度も言ったよね!」

キッチンの奥から、顔を歪めたお母さんが出てきた。

「おいッ!早く酒を出せ!」

家の奥から、お父さんの声がする。

「あッ、はい、すぐに」

お母さんは、私のことを睨むと、すぐさまお父さんのところに行った。

この間に、すぐさま二階にある自分の部屋に入る。

「はあ~」

「死にたい・・・」

家では、親があんなんだし、学校では、誰とも話さないし。

どうせ死んだって、悲しむ人、いないと思う。

というか、お母さんはジャマが消えてホッとすると思う。

翌日の放課後、図書室に向かう。

「ねえ」