満月の誘惑







そんなの、もうとっくの前に受け入れている。

旦那様は月城家の立派な一員で、私の愛する旦那様。



返事を強張った表情で待つ旦那様が可愛くて、言葉で答える代わりに、旦那様からされるはずだったキスを、傷のある頬にした。




「おかえりなさい。よくご無事で帰ってきてくださいました」