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旦那様が家に来られて、次の日。

両親が、家の中と畑を案内すると言ってくれて、旦那様も〝是非〟と言ってくださったので、私はご飯の用意をすることに。




「荘司さん、もしかしたらご実家で虐げられてたとかじゃないかしら?」


「それなら、ろくに栄養も取れてないかもな。畑の野菜を一緒に取って、それで美味しい飯でも食わせてやろう」



昨日、旦那様が先に寝床に入られた後、両親は旦那様を案じていた。



話が膨らみすぎではないかと思ったけど、顔の傷も誰かに手を出されたと考えると、辻褄が合ってくる。

実家で虐げられて過ごしていましたなんて、男の人なら尚更言えないし。