まさか、私がツンツンして甘えん坊だと言っているの?

せめて、ツンツンしていることはまだわかる。

だけど、甘えん坊のところは理解不能だ。

「そして、撫でないでください」

私はもう子供ではないはずだ。

もし子供だというのならば、それは中身が腐った子供だ。

「えー」

少し残念そうにしながら頭から手が離れていく。

「哉さんって、何歳なんですか?」

「哉?二十歳だと思うけど」

なんで哉?と言いそうな顔で首をかしげる。

「じゃあ、悠華さんって何歳なんですか?」

「俺?十八だけど」

十八歳って、全然見えない。

しかも、哉さんと同い年だと思ってた。

「千鶴は、十六歳だったよね?」

本当に良く分かってる。

多分だけど、哉さんとかを使って調べさせたんだと思う。

でも、調べるってなんでだろう。