悠華さんは、優しくベットに下ろしてくれた。

しかも、最後に耳元で囁いてくる。

その声が優しくて甘くて、それのことが嬉しかった。

「寝れません」

「寝れるよ」

私は、眠りが浅いから目の下には隈がある。

だから、本当に眠れないんだ。

「寝れ・・・ッ」

悠華さんが、急に頭を撫でてきた。

「ここは、千鶴を誰も傷つけないよ」

「何・・・ですか」

「ふふっ」

悠華さんが、笑うけどなぜ笑ってるのか全く分からない。

「おやすみ」

そう言って、瞼を優しく撫でてくる。

それが、ものすごく心地がいい。

「ね・・・むく・・・ない・・・で・・・」

そこで、私の意識は途絶えた。