◎あとがき

 はじめましての方もお久しぶりですの方もこんにちは。洋梨と申します。まずはここまでページをめくってくださり、本当にありがとうございます。

 『ソクラテスと林檎の木』いかがだったでしょうか。もっと全面に大好きな哲学を絡めても良かったのですが、わたしが書くと陳腐になりそうで、薄らと散りばめてみました。どの章がいちばんすきでしたか? 

 さて、この『ソクラテスと林檎の木』ですが、実は早川駿くんのスピンオフ作品です。(でも全然この物語だけで完結しているのでスピンオフという言い方が合っているかわかりません)
 シュンとナツノ、それからハルカの高校時代を描いた『きらめきのなかできみは消える』というお話では、彼が抱えている幼馴染のことについてもっと深掘りしています。もし気になる方がいれば是非読んでみてください。(スミもたくさん出てくるよ!)

 きらめきを書いている時はシュンのスピンオフを書くだなんて思ってもいなかったのですが、読んでくれた仲良しの作家さんに意外にもシュンが好評で。そこから「シュンってどんな恋をするんだろう……」と思ったのがきっかけでこの物語を書きました。久しぶりにちゃんとした恋愛小説を書いた気がします。完全に読者フル無視で自分ウケの小説を書いてしまいました。すみません。

 シュン、本当に愛情深いですよね。それはきっと彼の過去も大きく影響しているのだと思うのですが、スミとはまた違ったやさしさや愛を持っている奴だとおもいます。(いま現在わたしはシュンのことがめちゃくちゃ好きです)

 シュンのことも冬乃のことも大好きになってしまったので、また番外編なんかもちょっとずつ追加していければなと思います。
 このふたりが少しでも読者さんの心に残ればうれしいなあ。誰かの眠れない夜に寄り添えればいいなといつも思っています。そうであったらいいな。

 最後になりますがここまで読んでくださって本当にありがとうございました。
 またどこかで出会えればしあわせです。皆様に最大級の愛を込めて。



2025.03.07 洋梨🍐

●記録
2024.11.02 執筆開始
2025.03.07 執筆終了
2025.××.×× 番外編追加