「えっと、僕と隼人君は付き合っているわけではなくて。友達、というか、小学校の時の同級生で……」
勘違いなのだと、隼人君の迷惑にならないようにやんわりと否定する。
幸い、隼人君と僕の接点はほとんどない。入学してから最近まで会うことがなかったように、これからも気を付けていれば以前のように戻れるはずなのだ。
「隼人のスマホのホーム画面が、弟君がパフェ食べてる写真なのは水泳部員全員知ってるから、別に隠さなくても」
「パフェ?」
「めっちゃでかいパフェ。一緒に食べに行ったんだってな。あ、隼人、こっち来い」
プールサイドに上がってきた隼人君を見つけた田畑君が手招きをする。
「どうかしたか?」
「弟君にいいところ見せたいのは分かるが、あれじゃ写真撮れないだろ。もっと気を遣え」
「あ、悪い。次は第1レーン使ってゆっくりめに泳ぐわ」
「今ちょうど空いてるから泳いで来い」
サクサクと話が進み、隼人君は早々に第1レーンに向かい出す。
これではホーム画面の話を聞くタイミングがない。去っていく背中に声をかける。
「隼人君、あの、部活の後で聞きたいことがあるんだけど、いいかな?」
「ん。部活終わったら速攻で着替えて靴箱のとこ行くわ」
撮影用にゆっくりめに泳いでくれた隼人君の姿をバッチリと押さえる。
顧問の渡辺先生に協力してもらいながら、全部員の写真も撮りつつ、レースは大忙し。飛び込み姿をメインに撮影しつつ、ターンの撮影にも挑戦した。
レース後は監督と部員がレース結果を踏まえた反省のため、プールサイドの端に集まる。
僕の仕事はここまでだ。
「ご協力ありがとうございました」
深々とお辞儀をして、プールを後にした。
勘違いなのだと、隼人君の迷惑にならないようにやんわりと否定する。
幸い、隼人君と僕の接点はほとんどない。入学してから最近まで会うことがなかったように、これからも気を付けていれば以前のように戻れるはずなのだ。
「隼人のスマホのホーム画面が、弟君がパフェ食べてる写真なのは水泳部員全員知ってるから、別に隠さなくても」
「パフェ?」
「めっちゃでかいパフェ。一緒に食べに行ったんだってな。あ、隼人、こっち来い」
プールサイドに上がってきた隼人君を見つけた田畑君が手招きをする。
「どうかしたか?」
「弟君にいいところ見せたいのは分かるが、あれじゃ写真撮れないだろ。もっと気を遣え」
「あ、悪い。次は第1レーン使ってゆっくりめに泳ぐわ」
「今ちょうど空いてるから泳いで来い」
サクサクと話が進み、隼人君は早々に第1レーンに向かい出す。
これではホーム画面の話を聞くタイミングがない。去っていく背中に声をかける。
「隼人君、あの、部活の後で聞きたいことがあるんだけど、いいかな?」
「ん。部活終わったら速攻で着替えて靴箱のとこ行くわ」
撮影用にゆっくりめに泳いでくれた隼人君の姿をバッチリと押さえる。
顧問の渡辺先生に協力してもらいながら、全部員の写真も撮りつつ、レースは大忙し。飛び込み姿をメインに撮影しつつ、ターンの撮影にも挑戦した。
レース後は監督と部員がレース結果を踏まえた反省のため、プールサイドの端に集まる。
僕の仕事はここまでだ。
「ご協力ありがとうございました」
深々とお辞儀をして、プールを後にした。



