「俺も行ってみたいな。」

「よし!決まりな!」


そうして直ぐに待ち合わせ場所や時間の話になった。


「朝霧は7月の第3土曜で、夜ノ元は8月の第2土曜。時間はどっちも酉の刻公園前入り口待ち合わせで良いか?」

「「「「はーい」」」」

「酉の刻って…18時?」

「海東、わりぃー、そう18時。」

「ああー、俺らは慣れているからモトの聞き流してたけど、普通そうだよな。」

「こいつ時代劇オタクだから、俺達といるとき時間をこういう言い方するんだよ。」

「オタクじゃない。まだその域に達してない。」

俺達からしたら相当時代に詳しいと思うのだが、シマの中ではまだまだらしい。

「話を戻すけど、夜ノ元のライトアップは深夜だから、夜ノ元公園の祭りを22時くらいで一度解散して、先生達に一度帰ったと思わせる。それからもう一度集まろう。」

皆が了承の言葉を口にした。

「そしたら、子の刻、時計塔前に集合な。」

また皆が了承の言葉を口にしようとしたところで教室の入り口から声がかかった。