【放課後】
「アルー、俺、見るの怖いー」
「体育の時言ってた言葉はどこに置いてきたんだよ。」
俺の背中にすがるシマを引きずり、五人で掲示板へと向かった。
「きっと、体育館に置いてきた。」
「今から取って来い。」
「いーじーわーるー」
「はいはい、もう腹くくって見に行くぞ。」
シマはさっきからこんなだが、前を歩く勇とウメはいつも通り落ち着いていて、結果を全く気にしていないように感じる…
二人共自信があるのか、諦めているのか全く分からない。
掲示板の前には人だかりが出来ていた。
「えっと…一年は…」
三学年分の順位表が等間隔に貼り出されていて、一番右端が目当ての順位表のようだ。
「あれ?勇達がいない…」
人が凄くて前を歩いていた三人を一瞬目を離した隙に見失ってしまった。
まあ、そのうち会えるだろう。
シマを連れて50位から順に見ていく。
50~41位…ない…
40~31位…ない…
30~21位…ない…
「アルー、名前あったー?」
今も後ろにしがみついているシマは怖くて見れないようだ。
俺も怖いんだけど…
高校入試の発表の時もこんな感じだったな。
「アルー、俺、見るの怖いー」
「体育の時言ってた言葉はどこに置いてきたんだよ。」
俺の背中にすがるシマを引きずり、五人で掲示板へと向かった。
「きっと、体育館に置いてきた。」
「今から取って来い。」
「いーじーわーるー」
「はいはい、もう腹くくって見に行くぞ。」
シマはさっきからこんなだが、前を歩く勇とウメはいつも通り落ち着いていて、結果を全く気にしていないように感じる…
二人共自信があるのか、諦めているのか全く分からない。
掲示板の前には人だかりが出来ていた。
「えっと…一年は…」
三学年分の順位表が等間隔に貼り出されていて、一番右端が目当ての順位表のようだ。
「あれ?勇達がいない…」
人が凄くて前を歩いていた三人を一瞬目を離した隙に見失ってしまった。
まあ、そのうち会えるだろう。
シマを連れて50位から順に見ていく。
50~41位…ない…
40~31位…ない…
30~21位…ない…
「アルー、名前あったー?」
今も後ろにしがみついているシマは怖くて見れないようだ。
俺も怖いんだけど…
高校入試の発表の時もこんな感じだったな。