「先生本気だからなー、大の大人が本気で泣く絵面は酷いからなー
しかもー、先生、好きな子にするように慰めないと泣き止まないからなー」

「「「「面倒くせー!」」」」

「だからー、先生が泣いても大丈夫な様にテストする!はい、梅沢!慰めてみろ!」

「泣かないでー」

「はい、ポンコツー
次、島本!」

「俺の胸で泣けば良いよ。」

「ポンコツ!キモい!論外!」

「先生ヒドイ!」

「次、堀越!」

「好きな物買ってあげるから泣き止んで。」

「子供か!しかも悪手!相変わらず、ポンコツで安心したわ。
次、海東!」

「君が泣き止むまで一緒にいても良い?」

「ポンコツで安心した。
次、山上!」

「このハンカチ使って。」

「はい、もっと泣くー!」

「えっ!?なんで!?」

「お前ら、ゼン・ゼン・ダメ!
先生、こんなんじゃ泣き止めないから泣けなーい!卒業までの宿題な!5人で答え出して必ず持ってこいよー」


先生は「取り合えず早く帰れー」と言って教室を出て行った。