彗に対して言葉をぶつけてしまった日。 その翌日から、彗からは何度もメッセージが送られてきていた。 『ひな、ごめん』 『話したい』 『ちゃんと顔見たい』 短文だけれど彗のまっすぐな気持ちが伝わるような言葉たち。それに対して私は無視をした。 なんで、返事しなかったんだろう。 気まずいとか、どんな顔をすればいいかとか、余計なことを考えないで『私こそごめん』って言えばよかった。 みんなに当たり前に“明日"がくるとは限らないのに。 今更後悔する気持ちばかりが心の中を支配する。