食堂のすみっこに座り、窓から見える松の木が校長先生よりも寿命が長い松の木を見て、二五〇円の栄養満点セットをひとりで食べるのが日課。
たまに昼越が来て食べることもあるが、友達の方を優先していいと伝えてからは一人で食べている。
学校では一人で過ごすことが多いので、周りが一人で食べる人がいなくても別に何も思わなくなった。
「相変わらず、変わらないな。見るだけで癒される」
一人でテーブルに肘をついて、松の木をにんまりと夜倉は微笑んだ。
「なに見てるの?」
松の木から目を離して、声がする方へ顔を向ける。
なんだ、一人でご飯食べてたのに誰だよと思ったら、トレーを持った朝谷がいた。
夜倉は無視した。
向かい直して箸を持ち、ご飯を一口食べる。
「無視しないでくださいよ」
朝谷はトレーをテーブルに置き、夜倉の右隣に座ってきた。
なんで隣に座った?
いやいや、座らなくていいから。
夜倉は座ってきた朝谷をちらりと黒目で見てから、何事もなかったようにおかずを口に入れる。
「ここで食べてもいいかな」
朝谷は問いかけてくるが、もう座ってるし夜倉に聞かなくてももう行動を起こしているじゃないか。
たまに昼越が来て食べることもあるが、友達の方を優先していいと伝えてからは一人で食べている。
学校では一人で過ごすことが多いので、周りが一人で食べる人がいなくても別に何も思わなくなった。
「相変わらず、変わらないな。見るだけで癒される」
一人でテーブルに肘をついて、松の木をにんまりと夜倉は微笑んだ。
「なに見てるの?」
松の木から目を離して、声がする方へ顔を向ける。
なんだ、一人でご飯食べてたのに誰だよと思ったら、トレーを持った朝谷がいた。
夜倉は無視した。
向かい直して箸を持ち、ご飯を一口食べる。
「無視しないでくださいよ」
朝谷はトレーをテーブルに置き、夜倉の右隣に座ってきた。
なんで隣に座った?
いやいや、座らなくていいから。
夜倉は座ってきた朝谷をちらりと黒目で見てから、何事もなかったようにおかずを口に入れる。
「ここで食べてもいいかな」
朝谷は問いかけてくるが、もう座ってるし夜倉に聞かなくてももう行動を起こしているじゃないか。