「まだいたの。一応、十八歳未満はゲームセンター立ち入り禁止なんですけど…」
「まだ、八時半です。同い年なのにバイトもしてえらいですね」
男子高校生こうきはいつも元気な様子しか見たことがなかったので、静かに話している姿に驚く。
「そっちこそ、こんな遅くまでゲーセンにいて大丈夫なの? 明日も学校でしょ」
男子高校生こうきは鞄を垂直に持ち、同じ声のトーンで夜倉に問いかける。
「大丈夫ですよ。体力だけは自信あるんで。逆に仕事で疲れてるんじゃないですか」
何故か反抗的な態度を取り、夜倉に言葉を投げられた。
言ったら言い返す。
嫌な言い方で愛想がいいいつもの感じとは違う。
疲れているのか思考が回らないのか冷たい眼差しで夜倉を見る。
「…それが俺のいつもの日常だから。疲れていても学校は行くよ。嫌でも」
夜倉はボッーとしながらも男子高校生こうきに返す。
男子高校生こうきは向かい合っていた夜倉を数秒見た途端、歩き始めた。
「ふーん」
「なんか君、いつもと雰囲気違くなってない。さっきまで元気だったのに」
そう言ったら、振り向いて、男子高校生こうきはぐったりとした表情であった。
「…っ…何回もやって疲れたんですよ。中々、取れなくてもう……。でも、諦めないんで俺」
男子高校生こうきは急に明るくなり、高いトーンで夜倉に言い放つ。
「まだ、八時半です。同い年なのにバイトもしてえらいですね」
男子高校生こうきはいつも元気な様子しか見たことがなかったので、静かに話している姿に驚く。
「そっちこそ、こんな遅くまでゲーセンにいて大丈夫なの? 明日も学校でしょ」
男子高校生こうきは鞄を垂直に持ち、同じ声のトーンで夜倉に問いかける。
「大丈夫ですよ。体力だけは自信あるんで。逆に仕事で疲れてるんじゃないですか」
何故か反抗的な態度を取り、夜倉に言葉を投げられた。
言ったら言い返す。
嫌な言い方で愛想がいいいつもの感じとは違う。
疲れているのか思考が回らないのか冷たい眼差しで夜倉を見る。
「…それが俺のいつもの日常だから。疲れていても学校は行くよ。嫌でも」
夜倉はボッーとしながらも男子高校生こうきに返す。
男子高校生こうきは向かい合っていた夜倉を数秒見た途端、歩き始めた。
「ふーん」
「なんか君、いつもと雰囲気違くなってない。さっきまで元気だったのに」
そう言ったら、振り向いて、男子高校生こうきはぐったりとした表情であった。
「…っ…何回もやって疲れたんですよ。中々、取れなくてもう……。でも、諦めないんで俺」
男子高校生こうきは急に明るくなり、高いトーンで夜倉に言い放つ。