それぞれ目が合って、食べているものをそれぞれ見て、もしかして…となって、三人が集まって話をした。

 話をすると、それぞれ一人ひとりずつ悩みを抱えていて、いろんな話をしたり、プリンの話をしていた。

 プリンには救われたという。

 市販のプリンを一口食べるだけ、涙が出て、元気になったという。

 それも同じだとなり、共感するところが沢山あり、今に至っている。

 今は喫茶店に行かずにスーパーでプリンを買って、うまいうまい言っているだけだけど、それでも楽しくて今もプリンを食べてブログを書いている。

「よし、2号さんに会う!」

 果揶はいきなり立ち上がり、両手を上にあげた。

「よし、行け行け~」

 新しいポッキーを袋から出して、口元に入れていた心愛は右手をあげて、身体を左右に揺らしていた。

「果揶!行けぇ~~!」

 奈津はゴーッと右拳を握りしめて前に突き出していた。

「よし、メッセージ送るわ」

 果揶はメッセージを送り、日曜日に会うことになった。

日曜日。

 三人に行くことをグループラインで送り、いざ待ち合わせ場所に行く。

 2号さんはとにかく優しかった。