「いいじゃん、見せても。果揶。直接さ、2号さんに会ってみたら。駅で見かけることもあるけど、そんな頻繁に会うことないだろうし。時間帯が違うとばったり会えないしね」

 奈津は果揶に提案された。

「会うね……まぁ、それもありかもね」

 果揶は2号さんに会ってみたかった。

 フリフリな服で着ていて、ネックレスを真似する人しか分からない。

 ブログでは自分の写真と近況報告だけなので、愚痴とかなにもない。

 正直、性格が分からないので何とも言えない。

 そう思っていると、自分のブログを見ていたら、2号さんからメッセージが届いた。

最近、プリンを食べましたか? 
更新がないのでどうしたのか心配しています。
とメッセージがきていた。

「2号さんから連絡がきた!」

 果揶はクリックして、二人に叫ぶ。

「え? 噂をすればの2号さん!」

 奈津は目を丸くして、果揶の右肩に顎をのせてきた。

「へぇ、きたんだ。じゃあ、行けよという意味じゃない」

 心愛は果揶の左端に来て、ポッキーを口に加えたまま2号さんのメッセージを見る。

「うーん……」

「なに悩んでんの、果揶」

 奈津は右肩に顎をのせたまま、悩んでいる果揶に言う。