今まで取調室でこんなイベントのようなことがあっただろうか。

お国のお偉いさんが見たら、苦笑いをされて、仕事しろやここで歌を歌うのやめなさいと言われるだろう。

「ありがとうございました。では、警察さん。お願いします」

「えーと……あの…言葉ではなく、これで許してもらえないでしょうか」

急に警察さんは立ち上がり、スーツのまま足や両手を広げて、何をするのかと思いきや、いきなり踊り始めた。

「マイケルジャクソン……」

言葉よりも反省のしるしをということで、ダンスをする警察さんに問いたい。

なぜ? 

マイケルジャクソンのあの有名なダンスをし始めたのだ。

みんなが知っていて、ノリがいいからかその選曲をしたのだろうか。

まず、マイケルジャクソンのダンスを踊ったら聞こう。

「ふぅ!」

警察さんは片手を上にあげて、マイケルジャンクソンのダンスは終わった。

マイケルジャクソンというより警察マイケルだった。

拍手とともに怒鳴り声が鳴り響いた。

「おい、なにしてる! まだ仕事残ってるし、事案がたくさんあるんだろ、早く行け!」

「「はい!」」

と警察官の皆様は仕事へ戻っていた。