そんな時廊下から走ってくる奴がいた。
俺の親友、溶氷尚だ。
「みこと!!お前何位だった!?」
「2位だった。ちょーぜつくやしー」
わざとらしく悔しがるとすかさず、
尚からツッコミが入る。
「お前わざとらしすぎな!?」
「悪い、悪い」
尚は素直でノリが良くて、面白い奴だ。
ちょっと、いや、かなり馬鹿だが。
「つーか尚!お前こそ何位だ?」
「まあどーせ俺は1.....っ!?」
「どうした?」
尚が何かを言いかけたところで目を見開いた。
どうやら何かに驚いているらしい。
「えっ!!俺1位じゃねーんだけどっ!?」
「は?当たり前だろ」
「誰だよっ!!早坂って奴!!!」
「早坂は俺たちのクラスメイトな?」
尚の奴、本気で驚いている。
どうしたらその頭で1位なんて取れると
思えるのだろう。
そして、尚が絶望して頭を抱え出した。
相変わらずイカれた思考回路だ。
まあ、そこが良いところであるが。
代わりに尚の名前を探してみるが勿論、
上の方にはない。
「おっ、尚の名前あったぞ」
「何位だっ!?」
かなり下の方にあった。
ギリ補修回避できるかどうか、くらいだろうか。
「216人中、168位。詰んだな。」
「うそだっ!!みことっ!俺を助けてくれっ!!!!」
「無理だ。恨むなら、過去の自分を恨むんだな」
「嫌だっ!!そんなーっ!!!」
ちなみに俺たちの葵蘭学園は都内で有数の
かなりの進学校だ。
だからナオでも多分周りの高校に行けば
トップ10には入れるだろう。
なんなら、トップ3もいけるのではないか。
「そもそもよくこの高校入れたな」
「まあなっ!!俺スポーツ推薦だし!!!」
俺のことも聞かれたから一般だと答える。
聞いてきた癖して興味ないらしい。
仕方ないから話題を変えてやろう。
「尚、さっきからテンションバグってんな」
「お前のせいでな!!?」
「いや、過去の自分の行いのせいの間違えだ」
そーいや、と尚が何かを思い出したらしい。
なんだかさっきまでとは変わり嬉しそうだ。
「俺提出物全部出したし回避できるかもしれねー!!」
「よかったな」
ちょうど安心した時。
数学の教師がこちらへ向かってきていた。
「氷室、お前2位か!よく頑張ったな」
「あざっす」
「でもな、お前の親友は補修だ」
「なんでだよ!!?今回は回避だろ!!」
すかさず尚が声をあげて反論する。
「ちゃんと提出もしましたよ!!」
「そうだな。だが、これを見ろ。評価はなんだ」
開いたノートを見てみると、落書きが酷い。
右下にはDという相応の評価が書いてある。
「酷くないか!!?なあ!?みこと!!」
尚が必死に救いを求めてくる。
日頃振り回されてるし、俺を恨むなよ尚。
「相応の評価だ。諦めろ」
「寝返ったな!?!裏切り者めっ!!!」
「そもそも味方じゃねーよ」
何を裏切ったのかはわからないが
適当にあしらっておく。
先生も必死な尚を見て乾いた笑みを浮かべている。
周りの女子達はというと.....
「尚、補修とかまじかわいそー」
「だよな!?」
「え、溶氷も補講?私も!やった!!」
「俺は嬉しくねえよ!!?」
「もう尚、ひどーい」
俺の親友、溶氷尚だ。
「みこと!!お前何位だった!?」
「2位だった。ちょーぜつくやしー」
わざとらしく悔しがるとすかさず、
尚からツッコミが入る。
「お前わざとらしすぎな!?」
「悪い、悪い」
尚は素直でノリが良くて、面白い奴だ。
ちょっと、いや、かなり馬鹿だが。
「つーか尚!お前こそ何位だ?」
「まあどーせ俺は1.....っ!?」
「どうした?」
尚が何かを言いかけたところで目を見開いた。
どうやら何かに驚いているらしい。
「えっ!!俺1位じゃねーんだけどっ!?」
「は?当たり前だろ」
「誰だよっ!!早坂って奴!!!」
「早坂は俺たちのクラスメイトな?」
尚の奴、本気で驚いている。
どうしたらその頭で1位なんて取れると
思えるのだろう。
そして、尚が絶望して頭を抱え出した。
相変わらずイカれた思考回路だ。
まあ、そこが良いところであるが。
代わりに尚の名前を探してみるが勿論、
上の方にはない。
「おっ、尚の名前あったぞ」
「何位だっ!?」
かなり下の方にあった。
ギリ補修回避できるかどうか、くらいだろうか。
「216人中、168位。詰んだな。」
「うそだっ!!みことっ!俺を助けてくれっ!!!!」
「無理だ。恨むなら、過去の自分を恨むんだな」
「嫌だっ!!そんなーっ!!!」
ちなみに俺たちの葵蘭学園は都内で有数の
かなりの進学校だ。
だからナオでも多分周りの高校に行けば
トップ10には入れるだろう。
なんなら、トップ3もいけるのではないか。
「そもそもよくこの高校入れたな」
「まあなっ!!俺スポーツ推薦だし!!!」
俺のことも聞かれたから一般だと答える。
聞いてきた癖して興味ないらしい。
仕方ないから話題を変えてやろう。
「尚、さっきからテンションバグってんな」
「お前のせいでな!!?」
「いや、過去の自分の行いのせいの間違えだ」
そーいや、と尚が何かを思い出したらしい。
なんだかさっきまでとは変わり嬉しそうだ。
「俺提出物全部出したし回避できるかもしれねー!!」
「よかったな」
ちょうど安心した時。
数学の教師がこちらへ向かってきていた。
「氷室、お前2位か!よく頑張ったな」
「あざっす」
「でもな、お前の親友は補修だ」
「なんでだよ!!?今回は回避だろ!!」
すかさず尚が声をあげて反論する。
「ちゃんと提出もしましたよ!!」
「そうだな。だが、これを見ろ。評価はなんだ」
開いたノートを見てみると、落書きが酷い。
右下にはDという相応の評価が書いてある。
「酷くないか!!?なあ!?みこと!!」
尚が必死に救いを求めてくる。
日頃振り回されてるし、俺を恨むなよ尚。
「相応の評価だ。諦めろ」
「寝返ったな!?!裏切り者めっ!!!」
「そもそも味方じゃねーよ」
何を裏切ったのかはわからないが
適当にあしらっておく。
先生も必死な尚を見て乾いた笑みを浮かべている。
周りの女子達はというと.....
「尚、補修とかまじかわいそー」
「だよな!?」
「え、溶氷も補講?私も!やった!!」
「俺は嬉しくねえよ!!?」
「もう尚、ひどーい」