転入する学校には、今から一ヶ月少し先の夏休み明け、9月1日から通うことになった。
通っていた学校では、今日、一学期の終業式が行われる。「転校するんだもん、もういいじゃない」とのお母さんの言葉に甘え、私は在校生としての最後の登校日となる今日も欠席をした。
それが世間一般的に良いとされることなのかはわからないけれど、私は、私の気持ちを理解して尊重してくれるお母さんの行動と言動にとても救われた。
きっとお母さんには一生頭が上がらないだろう。
その代わり、ではないけれど、私服で学校の近くにある駅に向かった。
休んでいる一週間の間、「体調が悪いから」という休む口実を信じて【体調悪いって聞いた。大丈夫か?】【早く元気になれよ】と連絡をくれた陶山に、会うためだ。
私が転校したことは、夏休み明け、先生から伝えてもらうことになっていた。ただ、心配をしてくれていた陶山には自分の口からきちんと伝えたかった。
茹だるような暑さの中、見慣れた車窓からの景色をぼんやりと眺める。新しい学校は家を挟んで真反対にあるから、この景色もこれから頻繁には見ることはないだろう。
約束したカフェに入る直前、【ごめん、終礼が長引いた。今から向かうから、先に店の中に入っておいて】と陶山から連絡が入った。
きっと後15分もすればきてくれるだろう。
店の外で待っておこうか、と思いつつも、この暑さだと数分でも外にいるだけでも辛いなと考え直し、お言葉に甘えて店内に入っておくことにする。
店員さんに後から人と合流することを伝えると、店内の奥にある四人用のテーブルに通してもらえた。
通っていた学校では、今日、一学期の終業式が行われる。「転校するんだもん、もういいじゃない」とのお母さんの言葉に甘え、私は在校生としての最後の登校日となる今日も欠席をした。
それが世間一般的に良いとされることなのかはわからないけれど、私は、私の気持ちを理解して尊重してくれるお母さんの行動と言動にとても救われた。
きっとお母さんには一生頭が上がらないだろう。
その代わり、ではないけれど、私服で学校の近くにある駅に向かった。
休んでいる一週間の間、「体調が悪いから」という休む口実を信じて【体調悪いって聞いた。大丈夫か?】【早く元気になれよ】と連絡をくれた陶山に、会うためだ。
私が転校したことは、夏休み明け、先生から伝えてもらうことになっていた。ただ、心配をしてくれていた陶山には自分の口からきちんと伝えたかった。
茹だるような暑さの中、見慣れた車窓からの景色をぼんやりと眺める。新しい学校は家を挟んで真反対にあるから、この景色もこれから頻繁には見ることはないだろう。
約束したカフェに入る直前、【ごめん、終礼が長引いた。今から向かうから、先に店の中に入っておいて】と陶山から連絡が入った。
きっと後15分もすればきてくれるだろう。
店の外で待っておこうか、と思いつつも、この暑さだと数分でも外にいるだけでも辛いなと考え直し、お言葉に甘えて店内に入っておくことにする。
店員さんに後から人と合流することを伝えると、店内の奥にある四人用のテーブルに通してもらえた。
