次の日の朝、食堂で。
家族全員が食堂で父の方を見て話を聞く。
「はーい。みなさん、おはようございます。」
「おはようございます。」
「おっはょぅ。」
みんなが一斉に挨拶をする。
「では、昨日話をした通り魔法の練習をしたいと思います。ただ、その前に皆さんそれぞれに魔法の属性を知ってもらおうと思います。そこで、昨日あの神殿?にいた神官?の方に来ていただいています。どうぞこちらへ。」
いつの間にかみんなの後ろにいたあの神官が前にやって来た。
「はーい。昨日はどうもー。私は一応、神官やってますセガールと申しまーす。ヨロシクー。」
みな、芸人が登場したのかと思った
「はぁ。」
「アイツじゃん。」
「うわぁ。」
あまりいい反応はなかった。
特に上の3人は。
それを無視してセガールは
「まず最初にひとりづつこの水晶に手をかざしてもらいます。個人の属性がわかります。最初はどなたから行いますか?」
「じゃあ、私が子供達のお手本として、やります。」と父が手を挙げた。
「はい。わかりました。」
神官はテーブルの上に水晶を置いた。
そこに、父は手をかざす。
すると、水晶から青い光が放たれた。
「おぉっ!」
「マジっ!すげぇ!」
「ひゃーっ!」
「はーい。いいですねー。青い光はー?
あれ?なんだっけ?」
みんながジト目で神官の方を見た。
「ゴホンッ。はい。青はですねー水の属性ですねー。次はどなたにしますか?」
ド忘れしたのに何でもなかったような態度。
この人本当に神官?なのだろうか?
「はいっ!僕がやります。」とジンが言った。
「それではどうぞー。」
すると、緑の光が放たれた。
「はい。緑ですねー。こちらは青色と黄色が混じっていますので、水の属性と雷の属性のふたつになりますねー。」
「次はオレがやってやる。」ケイが手をかざす。
すると今度は橙色の光が放たれる。
「はい。橙色は赤色と黄色だからー?火の属性と雷の属性になりますねー。」
ミアの光はピンクだった。
白色と赤色で白の属性と火の属性。
光の属性は珍しい物だと言う。
ユウの光は紫色だった。
今までのパターンだとおそらく青色と赤色かとみんながうんうんと思った。
「おっ!これは珍しいですね。黒と青と赤が混じっていますね。水の属性と火の属性あとは闇属性ですね。」
みんなが思っていたのと違ったので、ちょっとガクッとした。
そんな中で「マジっ?ユウ、かっこいいじゃん!」とケイが羨ましいそうに言った。
次はミミ。
ミミの光はミアと同じくピンクだった。
これも、光の属性と火の属性。
ついでに母もピンクの光。
光の属性と火の属性の持ち主だった。
これで家族の属性がわかった。
まず、水の属性は水や氷の力、
火の属性は火の力を、雷の属性は雷の力、光の属性は光の力、闇の属性は影の力で魔法を使う。魔力の源といえる。
「はーい皆さんの属性がわかりましたね。これから魔法の使い方の基本を庭でやってみましょう。」
みんながゾロゾロと庭に出る。
神官がみんなに聞く。
「まず、魔法と言えば皆さんはまず何をしますか?」
「ホウキに乗って飛びます。」
「瞬間移動をします。」
「空に大きな絵を描きます。」
「雷を落として敵をやっつけます。」
「お花をさかちぇます。」
「個性が出てますねー。よろしいですね。全部できますよ。ただし訓練は必要ですがね。」
神官はホウキを出した。
「まずは、浮くことから始めて下さい。人数分のホウキを用意してきました。どうぞー。」
みんなの前にホウキが置かれる。
長い柄のホウキが3本と短い柄のホウキが2本。
「体が小さい子は短い手ボウキで始めましょう。あとの方は長い柄のホウキでお願いします。」
それを聞いてユウが「僕、これヤダッ!もっとカッコいいのがいいよー!うわぁーん!」とゴネた。
「んー浮くだけの訓練なんですけどねー。あっ奥様、ご自宅に代わりになる物ありますぅ?」
「代わりですか?えっと…モップとかデッキブラシとかでいいですか?」
「大丈夫でーす。その内のどれか持ってきてもらえますかー?」
「お母さん、僕デッキブラシがいい。魔女の◎◎と同じヤツ。」ユウはアニメも好きだった。
「うーん。そうねぇーとりあえず持って来るわね。」
母は自宅からデッキブラシを持って来てユウに渡した。
「そうそう、これこれ。」ユウの機嫌がなおった。
「それではこれでやってみましょうねー。まずは見本を見せますねー。」
そう言って神官は自分の箒に跨りすうっーと地面から浮き上がった。
「おおっ!!」
「わぁ!」
「マジッ!すげぇ。」
みんなが歓声をあげた。
「はい。皆さんもホウキに跨って下さい。準備はいいですかー?」
「はーい。」
みんなが揃って返事をする。
「それではー「浮く」と念じて下さい。イメージが大切ですよー」
「浮く!浮く!」
「登る!登る!」
「上がる!上がる!」
「浮き上がる!浮き上がる!」
「うく。うく。うく?」
ケイだけ高く登って行く。
「あっあぁ〜っ」
他のみんなは浮き上がることに成功した。
「降りてきて下さーい。ゆっくりでいいですよー。」
「は、は〜い。」ケイはゆっくり降りようとしたが、上手く出来ずにドスンッ!!とお尻から落ちた。
「いってぇ〜。マジかよ〜。」
そこに末っ子のミミが
「けいにぃちゃ、お尻痛い痛いなの?だいじょーぶ?」と心配そうにやって来た。
そして、お尻の方に手を出して
「痛いの痛いのポイっ。」と言った。
すると、ミミの手から光が出てケイのお尻が光った。ピッカッ!!
すると、痛かったお尻が、お尻が痛くない!!
「あっれぇ?痛くない。」
それを見たセガールは
「あっ、それ。回復魔法ですねー光魔法のひとつですねー。お見事!」と手をたたいた。
みんながほぅ〜とした顔でミミを見た。
父は「ミミ、凄いじゃないかー。偉いぞ。」
と言い抱き上げた。
「さっき光の属性を持っている人いましたよねー。その方は漏れなくコレを使えまーす。」
「お母さん、私たちも使えるって!」
「あら、そうだったかしら?今度使ってみましょ。」
「それでは続けますよ。適度な高さに浮き上がることが出来れば、今度は動かしてみましょう。」
「右、左」
「上、下」
「ぐるっと、ぐるっと。」
「まっすぐ、まっすぐ」
「まっすぐ、まわる?」
それぞれホウキを動かす。
ケイが上下を繰り返しているうちにまた落ちた。今度は膝を打ちつけた。
「膝が、膝がぁ、いってぇ〜」
「今度はは私が。」
ミアが「痛いの痛いのポイっ。」と手を振った。
するとケイの膝が光り痛みがなくなった。
「えっ、痛くない?」
「私も出来たー!」ミアが両手を挙げて喜んだ。
「はーい。よく出来ましたねー」とセガールが手をたたいた。
「ミア、凄いなぁ。」とケイが言った。
「また、怪我したら言って。」
「それでは、今日はここまでにしましょう。
後は自主練でお願いしまーす。」とセガールが言った。
「えぇーもう終わりですか?」
「はい。何となーく魔法の使い方がわかったと思います。後は、この魔法の基本の教科書に書いてありますので、参考にして下さいねー。」と
本を人数分出した。
教科書なんぞあったんかい!と皆が思った。
そして、セガールはそそくさと帰って行った。
家族全員が食堂で父の方を見て話を聞く。
「はーい。みなさん、おはようございます。」
「おはようございます。」
「おっはょぅ。」
みんなが一斉に挨拶をする。
「では、昨日話をした通り魔法の練習をしたいと思います。ただ、その前に皆さんそれぞれに魔法の属性を知ってもらおうと思います。そこで、昨日あの神殿?にいた神官?の方に来ていただいています。どうぞこちらへ。」
いつの間にかみんなの後ろにいたあの神官が前にやって来た。
「はーい。昨日はどうもー。私は一応、神官やってますセガールと申しまーす。ヨロシクー。」
みな、芸人が登場したのかと思った
「はぁ。」
「アイツじゃん。」
「うわぁ。」
あまりいい反応はなかった。
特に上の3人は。
それを無視してセガールは
「まず最初にひとりづつこの水晶に手をかざしてもらいます。個人の属性がわかります。最初はどなたから行いますか?」
「じゃあ、私が子供達のお手本として、やります。」と父が手を挙げた。
「はい。わかりました。」
神官はテーブルの上に水晶を置いた。
そこに、父は手をかざす。
すると、水晶から青い光が放たれた。
「おぉっ!」
「マジっ!すげぇ!」
「ひゃーっ!」
「はーい。いいですねー。青い光はー?
あれ?なんだっけ?」
みんながジト目で神官の方を見た。
「ゴホンッ。はい。青はですねー水の属性ですねー。次はどなたにしますか?」
ド忘れしたのに何でもなかったような態度。
この人本当に神官?なのだろうか?
「はいっ!僕がやります。」とジンが言った。
「それではどうぞー。」
すると、緑の光が放たれた。
「はい。緑ですねー。こちらは青色と黄色が混じっていますので、水の属性と雷の属性のふたつになりますねー。」
「次はオレがやってやる。」ケイが手をかざす。
すると今度は橙色の光が放たれる。
「はい。橙色は赤色と黄色だからー?火の属性と雷の属性になりますねー。」
ミアの光はピンクだった。
白色と赤色で白の属性と火の属性。
光の属性は珍しい物だと言う。
ユウの光は紫色だった。
今までのパターンだとおそらく青色と赤色かとみんながうんうんと思った。
「おっ!これは珍しいですね。黒と青と赤が混じっていますね。水の属性と火の属性あとは闇属性ですね。」
みんなが思っていたのと違ったので、ちょっとガクッとした。
そんな中で「マジっ?ユウ、かっこいいじゃん!」とケイが羨ましいそうに言った。
次はミミ。
ミミの光はミアと同じくピンクだった。
これも、光の属性と火の属性。
ついでに母もピンクの光。
光の属性と火の属性の持ち主だった。
これで家族の属性がわかった。
まず、水の属性は水や氷の力、
火の属性は火の力を、雷の属性は雷の力、光の属性は光の力、闇の属性は影の力で魔法を使う。魔力の源といえる。
「はーい皆さんの属性がわかりましたね。これから魔法の使い方の基本を庭でやってみましょう。」
みんながゾロゾロと庭に出る。
神官がみんなに聞く。
「まず、魔法と言えば皆さんはまず何をしますか?」
「ホウキに乗って飛びます。」
「瞬間移動をします。」
「空に大きな絵を描きます。」
「雷を落として敵をやっつけます。」
「お花をさかちぇます。」
「個性が出てますねー。よろしいですね。全部できますよ。ただし訓練は必要ですがね。」
神官はホウキを出した。
「まずは、浮くことから始めて下さい。人数分のホウキを用意してきました。どうぞー。」
みんなの前にホウキが置かれる。
長い柄のホウキが3本と短い柄のホウキが2本。
「体が小さい子は短い手ボウキで始めましょう。あとの方は長い柄のホウキでお願いします。」
それを聞いてユウが「僕、これヤダッ!もっとカッコいいのがいいよー!うわぁーん!」とゴネた。
「んー浮くだけの訓練なんですけどねー。あっ奥様、ご自宅に代わりになる物ありますぅ?」
「代わりですか?えっと…モップとかデッキブラシとかでいいですか?」
「大丈夫でーす。その内のどれか持ってきてもらえますかー?」
「お母さん、僕デッキブラシがいい。魔女の◎◎と同じヤツ。」ユウはアニメも好きだった。
「うーん。そうねぇーとりあえず持って来るわね。」
母は自宅からデッキブラシを持って来てユウに渡した。
「そうそう、これこれ。」ユウの機嫌がなおった。
「それではこれでやってみましょうねー。まずは見本を見せますねー。」
そう言って神官は自分の箒に跨りすうっーと地面から浮き上がった。
「おおっ!!」
「わぁ!」
「マジッ!すげぇ。」
みんなが歓声をあげた。
「はい。皆さんもホウキに跨って下さい。準備はいいですかー?」
「はーい。」
みんなが揃って返事をする。
「それではー「浮く」と念じて下さい。イメージが大切ですよー」
「浮く!浮く!」
「登る!登る!」
「上がる!上がる!」
「浮き上がる!浮き上がる!」
「うく。うく。うく?」
ケイだけ高く登って行く。
「あっあぁ〜っ」
他のみんなは浮き上がることに成功した。
「降りてきて下さーい。ゆっくりでいいですよー。」
「は、は〜い。」ケイはゆっくり降りようとしたが、上手く出来ずにドスンッ!!とお尻から落ちた。
「いってぇ〜。マジかよ〜。」
そこに末っ子のミミが
「けいにぃちゃ、お尻痛い痛いなの?だいじょーぶ?」と心配そうにやって来た。
そして、お尻の方に手を出して
「痛いの痛いのポイっ。」と言った。
すると、ミミの手から光が出てケイのお尻が光った。ピッカッ!!
すると、痛かったお尻が、お尻が痛くない!!
「あっれぇ?痛くない。」
それを見たセガールは
「あっ、それ。回復魔法ですねー光魔法のひとつですねー。お見事!」と手をたたいた。
みんながほぅ〜とした顔でミミを見た。
父は「ミミ、凄いじゃないかー。偉いぞ。」
と言い抱き上げた。
「さっき光の属性を持っている人いましたよねー。その方は漏れなくコレを使えまーす。」
「お母さん、私たちも使えるって!」
「あら、そうだったかしら?今度使ってみましょ。」
「それでは続けますよ。適度な高さに浮き上がることが出来れば、今度は動かしてみましょう。」
「右、左」
「上、下」
「ぐるっと、ぐるっと。」
「まっすぐ、まっすぐ」
「まっすぐ、まわる?」
それぞれホウキを動かす。
ケイが上下を繰り返しているうちにまた落ちた。今度は膝を打ちつけた。
「膝が、膝がぁ、いってぇ〜」
「今度はは私が。」
ミアが「痛いの痛いのポイっ。」と手を振った。
するとケイの膝が光り痛みがなくなった。
「えっ、痛くない?」
「私も出来たー!」ミアが両手を挙げて喜んだ。
「はーい。よく出来ましたねー」とセガールが手をたたいた。
「ミア、凄いなぁ。」とケイが言った。
「また、怪我したら言って。」
「それでは、今日はここまでにしましょう。
後は自主練でお願いしまーす。」とセガールが言った。
「えぇーもう終わりですか?」
「はい。何となーく魔法の使い方がわかったと思います。後は、この魔法の基本の教科書に書いてありますので、参考にして下さいねー。」と
本を人数分出した。
教科書なんぞあったんかい!と皆が思った。
そして、セガールはそそくさと帰って行った。