「あー、いや、クリスマスとか、好きじゃなくて」


「そうなの?」


「あんまりいい思い出、なくってさ」


「なに?痴情のもつれ?」







「____いろいろ」


そう言って、机に顔を伏せてしまった。

また、濃い色。






「ふーん?」そんなもん?と笑菜ちゃんが不思議そうにしている。


「あんま突っ込んでやんなよ」


「そーゆー訳じゃないけどさぁ‥‥‥‥いだっ!!」


「これ以上は麻ちゃんが暴走し出すから」と、泉君が桜庭君を席に引きずり戻していく。








____なんか、もやもやした。