「遠慮____というか、恥ずかしくて‥‥‥‥」
「あんまり、あだ名とかで、呼ばないので‥‥‥‥」
「えー、そんなに恥ずかしがることないじゃーん」
「お前がなんとも思ってないだけだろ」横から泉君が突っ込んでいる。
「え、ぇっと、じゃあ‥‥‥‥‥‥え、笑菜、ちゃん」
どうにか絞り出してみたけど、やっぱり恥ずかしくて俯いてしまう。
「お、おう‥‥‥‥‥」
私が赤くなったせいか、麻‥‥‥笑菜ちゃんも赤くなる。
「____いや、なんで照れてんだよ」
「いずみんだって、ちょっと赤いくせに」
「おれは涼しい顔なんだよ」泉君が言うと、
「涼しい顔ってなんだよ」「なに言ってんのよ」と他2人に突っ込まれた。
ちょっと面白い。
「____にしても、なんか、癒しがすげぇな、お嬢は‥‥‥‥」
「なんかピュアな感じっていうか!!ね!!」と笑菜ちゃんも同調してくる。
「‥‥‥‥?」
「や、こっちの話だけどさ、‥‥‥‥ずっとそうしてればいいのに」
「まあ、ゆっくりね!!!」
「コイツが暴走してたら、ガツンと言っていいからな。一応、おれも止めるけど」
「一応ってなんだよ」
「え、なに、あたし、野生扱い?」