「え!!!!ごめんごめん!!!!」

ぶわっ、と視界が突然明るくなる。




「____いや、だから、東雲サンの表情見ろって」


「ご、ごめんね‥‥‥‥?」


「大変だな、東雲サンも。こんなうるさいやつが隣の席で」


「い、いえ‥‥‥‥」


「いいんだよガツンと言ってやって。そうしないと分かんねーからさ!!」と泉君が言う。


「まぁでも、なるほどな‥‥‥‥」と、私がヘッドホンを付けていることも納得してくれたみたいだ。




「____でも、ま、おれらも"普通"じゃねーけどな!!」



______え?






「おれなんて、"そばかす"あるし」 
 

鼻のところを見せてくる泉君。

結構お肌のケアが大変らしい。肌も真っ白だ。



「小学校の時とか、しょっちゅうニキビだーっていじめられてたし」


そうなんだ‥‥‥‥。




「え、いずみん、そんなことあったんだ!?全然見えない!!!!」


「失礼だな」


「‥‥‥‥まぁ、いずみんが普通じゃないなら、あたしはもっとだよね」