「えっと、‥‥‥‥ここのページの、ワンポイントのところで____」
「ええー!?こんなとこ出るのー!?小っちゃくて分かんないよー!!」
その横で、「他人に教えてもらって文句言うな」と泉君が呆れている。
「私も、探すの苦労したので‥‥‥‥」
私が言うと、「だよねだよねっ!!?」と同意を求めてくる。
「そもそもさー、先生が終わらないからって宿題にするとか酷くない?」
「まあ、‥‥‥‥‥‥そうですね」
「東雲サン、呆れてんじゃん」
「え!?そうなの!?なんで!?」
「麻ちゃんがバカすぎて」
「そ、そんなこと____」
「そんなことないよ!!!!ね!!!」私が否定しようとすると、顔を近づけてくる。
「あの、近いんですが‥‥‥‥」
「え、あ、ごめん‥‥‥‥」
「____強引すぎ」
「うるさいなー。‥‥‥‥よっし、宿題終わりっ!!」
「そもそもやらないのがいけないんだろ」
「いずみんだって写してたじゃん!!」
「宿題はちゃんとやった」ほら、とドヤ顔でノートを見せつけている。