淡色の君と、透明なセカイ



「‥‥‥‥‥‥うぉっ!!」


曲がり角を過ぎて開けた場所に着くと、ティーカップが突然ぐるぐると回り始めた。

びっくりしたいずみんがテーブルにしがみついている。




「そんな必死にならなくても‥‥‥」


「や、急に動きがさぁ‥‥‥‥‥おおお!?」




そのままぐわんぐわんと縦横無尽に動き回ったあと、
入り口に近い方から順に出ていく。

順番が変わってしまったから、シノたちとは離れてしまった。

多分、前の方できゃあきゃあ言っているのが麻ちゃんだろうな、と思う。




「あいつの声うるせー」言いながら頬杖をつく。


「いいじゃん、楽しそうで」


「ま、そーだけど」このアトラクション、どーやって動かしてんだろ‥‥‥‥‥‥と技術的なことを言っている。







「____サク」


「‥‥‥‥‥‥なに?」


「ちゃんと楽しんでる?」


「‥‥‥?うん」なんで、と聞く。


「なんか、無理してたら悪いなって」